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夏の森でのひととき 

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 強い日差しも森の中ではさわやかです。
深い緑をながめながら、ぐっと冷えたビールを飲み、林間に掛けたハンモックにもぐり込めば、もう夢の中、樹木の精気を含んだそよ風が、あなたを包みます。

何かほほに冷たいものが、フィットチンドが身体全体を包みます。ほんとうに心が洗われ、時間は静かに流れてゆきます。夜になれば木々の隙間から見える空は星が降り、流れ星が横切り、近くの沢から蛍がゆっくりと飛び交う幻想の世界となります。

森の一角の小さな畑には春まいた種が育ち、収穫の時期を迎かえ、毎日のように食卓をにぎわします。もっと日が差すように木々を切れば、きっと豊かな収穫が望まれるのでしょうが大切な木、そう簡単には切ることが出来ません。


森は原生林のような安定した状態なら良いのですが、普通目にする森は、今まであった森を開拓し丸裸にされ、その土地が放置され荒地となり、どこからか樹木の種が育ち、鳥や小動物が種を運び入れ、やっと木々が生い茂り、なんとか森のようになったものがほとんどでしょう。森の木々は、お互いに戦い強いものが勝つ。なぜかツタ類は高く伸びた白樺などの木々をを締め付け滅ぼしてしまう。百年も放置すれば、きっと森になるかもしれないが、ここは少し人手を入れてツタ類を切り伸びようとする樹木を助けてやる。雪で倒された木々も少し風通しをよくするため、鳥たちの住み処を残して整理する。


木漏れ日の差す森は下草も豊か、低木が育ち、懐深い背の高い太いしかっりとした木も育ち、生き生きとした、まわりの生き物を育み、この豊かな森から人間も森の精を分けてもらうのです。