黒姫便り 06.11.09.

15日間も山荘を留守にして給餌台のヒマワリは一欠けらもありません。
あわてて補充しますが、鳥達は知らんぷり。数日だれも来ません。やっとシジュウカラが現われ2、3回コンコンと突ついただけ、いったい以前の賑わいはどこに行ったのでしょうか、静かな給餌台です。そんな餌台にカケスがのんびりとヒマワリを食べに来ました。

青空にアトリの一団が騒がしく飛び去り、木々の間でカシラダカのつがいが飛び回っています。のどかな筈なのに、突然小型の鷹が黒い物を掴んで横切りました。道に薄緑の羽が飛び散り、昨日タラの実をついばんでいたアオバトが餌食になったようです。

8時過ぎにミズナラの枝に素早く動く物が、やっとリスが山荘近くに来ました。早速、餌付けのために木々の周りにヒマワリをまき、リス用の給餌台を取り付けリスの訪れを待っています。未だ来ません。きっと来るでしょう。来るかしら。


クリックで動画
上のカケスの画像をクリックすればヒマワリをついばむ動画になります。

7日は強風が吹き荒れ、みぞれらしき雨が少し降り雪が来るのかなと期待しましたが、翌朝、雪ではなく霜が降り地面は白く、やっと冬が訪れたようです。例年ならかじかむ身体に鞭打ってする作業、昼間は汗がにじむような暖かさで、楽々の作業、庭木の雪囲いや玄関の防風板の取り付けなど冬支度を終えました。

落ち葉を集め腐葉土作りに励んでいます。まだケールやパセリ、ルッコラは青々としています。今冬の薪は充分に有り、豊かな気分で冬が迎えられそうです。再来年の分はありませんが、と言う事は来年の分も有るということです。

キノコ採りは時期を逸したせいか大きく成長したムラサキシメジ少々と干からびたクリタケが少々で秋を味わいました。熊騒動で森に入る人は激減、肝心のキノコは乾燥と、この暖かさで少ない様です。

白樺や桜の葉は散り落ち葉となり丸坊主、コナラやミズナラは茶や黄に紅葉し、庭の小さなモミジが一人前に赤く染まり、白に埋まる雪の前に鮮やかな色で着飾っています。

さて今日は暖かく素晴らしい天気、のんびりと野尻湖の象の小径コースを散策しましょう。


野尻湖の東側、湖畔の道のり2.5Km程、上り下りの穏やかな樹木の隙間から湖面を望みながら歩く素敵な散策道です。新しく癒しの森コースとして健康についての案内板が所々に設置され、なるほどそうなんだと変に感心しながら歩きます。入り口には数台の駐車スペースがあります。

♪♪静かな湖畔の森の陰から♪♪を歌いながら、、、、この歌は山北多喜彦牧師(1908〜1968)が野尻湖の東京YMCAのキャンプ地に来た時に作詞されたそうです。♪もう起きちゃいかがとカッコが鳴くカッコ、カッコ、、、、、カッコウの鳴き声が聞こえるのは初夏かな、秋はどこにいるのかしら。


クリックすれば案内板が出ます。以下同じ。

上の写真をクリック。やっと黒姫山が見えました。左は斑尾山かな。出発してすぐに湖面の先に妙高山が雄大にそびえ立ち、黒姫山方向は樹木に覆われてなかなか見えません。

突然厳重な柵が、よく見ると杭はプラスチックのリサイクルのようです。滑落防止かと思ったら、水道局の土地、長野市水道用水取水口があるのでは、現在も使われているか分かりません。ここで車道に出て終点。さあ、戻りましょう。


こんな感じのトレッキングコース、往復すれば身体が軽くなります。新緑の頃もきっと素晴らしいのでは、カッコウが鳴いているかもしれません。湖面にはワカサギ釣りの船?水中観察ができる船かしら白い船が浮かんでいます。


野尻湖周回コースをドライブして、晩秋の紅葉に浸りました。信州信濃町癒しの森オフィシャルサイトに立ち寄ってみませんか。

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