黒姫便り 06.09.05.

さわやかな昼間、足元からチロチロと虫の声が、頭上ではピロピロと小鳥のさえずりが、遠くから風のざわめきが迫り、少し淡くなった緑の森から落ち葉が数枚、秋が近づいてきました。

給餌台には、ゴジュウガラやシジュウガラ、コガラにヤマガラが、今日はなんとアオゲラが覗きに来ました。アオゲラは灰色ぽく見えますが、下の写真は、数年前みんなのまねをしてヒマワリをつついていたアカゲラです。今日のアオゲラもこんな具合でつついていました。だんだん寒くなるとこの給餌台に小鳥たちが集まってきます。

C.W.ニコルさんが(癒しの森シンポ)で、「ロンドンにはカラスやハトはいるけどスズメがいなくなっただよ、知ってる?これはマイクロウエーブの影響なんだ。信濃町も小鳥がいなくなるかも知れないよ、電波塔が計画されているんだ。森を大切に守ろうよ。」との話。これは一大事、強力なレーダーサイトでも出来るのかと心配しましたが、携帯電話の中継電波塔らしく、多分電磁波は弱いので小鳥に強力に害を与えることはないのではと思います。しかし、注意していなければなりません。逆に携帯の掛かりにくいところは携帯はフルパワーで働くので人間の脳に影響が大きいと思うのですが、どうでしたっけ。私は不携帯です。



キュウリやモロッコはとうとう終り、なんとかズッキーニだけはまだ成りそうです。里の稲は穂をたれ色ずき、ソバの花が白く広がり秋の姿になりました。

熊情報では役場の周りの畑が深夜荒らされとのこと、熊に乗じた人間かも知れません。先日交通事故で傷ついた熊が近くの人に噛みつき、敢え無く射殺されたとか、ホントかしら。知り合いの農家は電柵のないモロコシ畑が荒らされ全滅、熊の話題には事欠かせません。おいしいモロコシの味を覚えた熊を森に返すのは容易なことではないでしょう。
熊に出くわさない様に鈴なくしては歩けない様です。まだ逢えませんが。

そろそろキノコの季節ですがベランダのログに立派なログシメジが育ちました。それらしい良い臭いの茸で美味しそうですが、とても口にはできません。あわててログに塗料を塗り込み防腐処理をしました。油断も隙もありません。

冬支度、煙突掃除に薪作り、大根の種まき、ニンニクの植えつけ、畑土の手入れ、森の手入れに薪集め、まだまだ楽しい暮らしが続きます。


ログで組まれたベランダの手すりは、かれこれ8年目を向かへ、腐食が始まったようです。雨ざらしになっているところなのでこまめに防腐剤を塗ってはいるのですが、材と材の隙間から雨水がしみ込み乾ききらないでいるようです。ログ材が雨に無防備な部分はログ組時からたっぷりと防腐剤を塗りこんだほうがいいでしょう。でも、ログ積時は忙しくてなかなか手が回りませんが、ぜひ頭に入れておいてください。


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