黒姫便り 06.05.08.

久し振りの山荘、山桜が満開、花びらがプレスされた枯葉の上で舞っています。
何だか春はゆっくりと進んでいます。

ウグイスが盛んに鳴き、オオルリの軽やかな歌が聞こえてきます。
ホオジロもエナガやメジロも賑やかです。

カタクリの花がいい香りを漂わせながら咲き、行者ニンニクは食べ頃。
地面にへばりついてやっと頭をもたげたショウジョウバカマのピンクの花が、
ニリンソウやアズマイチゲの白い花があでやかです。

木々はやっと芽吹きが始まり、白樺は穂のような花をつけています。
タラノメはちょっと頭が出ましたよっというぐらいの小さな芽。
コシアブラも2、3日は待たねば、塊のような芽です。

フキノトウは花が開き葉を蓄え大きくなりました。フキの若葉は柔らかくおいしそう。
コゴミは若緑色にふさふさとしています。おひたしにします。
つくしは伸び伸びと、まだ若いのがあります。ヨモギも若々しい。
ゼンマイも、なんとワラビも出ています。

今年はみんな、てんでバラバラに、いやいっせいに春を迎えている様です。

小さにかまわず無理やり集めてみました。
畑のミツバやアサツキも合わせて、さあ天ぷらパーティーの始まりです。

ほんとうに美味しい春です。   

山菜

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