黒姫便り 06.02.28.

リスとウサギの足跡

叩きつける雨、森を揺さぶる風、春嵐、折角の日曜日なのに<スキー場が閉鎖になるなど荒れた天気になりました。雪の下はゴボゴボと水音がして雪融けが始まったようです。
雪を融かし私道を横切る小さな沢ができました。しかし、木の芽はまだ固く締まって春にはちょっと早すぎるようです。

低気圧が通りすぎ夜半から細かな雪が舞い明け方には雪化粧。またやっと冬に戻りました。なんだかほっとした気持ちです。1日中降り続いた雪はわずか7cm程度、翌28日はシャーベット化した雪をパウダーのように覆った新雪で、最高のアニマルトラック、小動物の足跡の観察日和になりました。

 早速クロカンを履き散策へ。純白の兎が突然駆けだし、こんな昼間でも山荘の周りにいるんですね。ベランダで一休みしていた時、夫婦らしきタヌキが寄り添いながらの散歩を発見、実はお腹が空いていたのかもしれません。 この写真はリスとウサギの足跡です。手前の下から上へ小さい跡がリス、左から右へがウサギ。リスは確実に下の別荘付近までは来ています。もう少し上がってくればこの山荘でヒマワリが食べられるのに。

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数年前まではベランダの餌場に来ていたのに、この所さっぱり現われません。リスの寿命は5年ぐらいとのこと、代替わりして美味しい餌場があることが伝えられなかったのでしょう。

そこで下の足跡がある場所から山荘へと要所要所禁断の木の実、ヒマワリを播いてみました。うまくいけばリスが餌場に来るかもしれません。きっと来るでしょう。近くに来れば小鳥達が集まっているので、なにか良い物があると気付くはずです。

まだ積雪は1m45cm、この雪の下にはリンゴやサクランボやブルーベリーやシラカバやブナの幼木が埋まっています。どうなるのでしょうか。植栽計画の立て直しに迫られそうです。大げさな。

そうそう、虫の写真、結構のろまなので手でつまんで外に捨てようとしたら、とんでもない奴で、チックっと、やられました。こいつはカメ虫に抱きついて体液を吸いとってしまうのでカメの天敵かなっと、カメムシに食らいつくから良い奴かと思っていましたが、あぶない奴でした。
小学館の原色図鑑によると、なんと刺し、、、サシガメのヤニサシガメらしく、刺されると痛いと、親指の指紋側の皮膚の厚い部分が噛まれたのだか、刺されたのだか判りませんがズキズキと痛み、びっくりしました。痛みは数時間でとれましたが、まだ黒く傷跡が残っています。

こんな具合に春が迫り、山菜の美味しい季節になるのです。

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