黒姫便り 06.02.12.

かんじきの足跡 除雪道具
 

ログを組み始めてやっと屋根つき、初めて迎えた冬、長野冬季オリンピックで長野は日本は燃えていました。窓はただ窓枠に置いただけ、隙間から冷気が吹きつけ凍えながらのオリンピックの観戦。メダル続々でしたね。今は薪ストーブのオレンジの暖かな光に包まれて、トリノから送られるモーグルやハーフパイプの映像。メダルは無理か。

ログハウスが建って8年になりました。改めて、その折はありがとうございました。

先週金曜日は素晴らしい快晴、牧場に出てみました。何一つない雪面にカンジキで足跡を描きながら、二人で目をつぶって、100歩平行に歩いてみました。鮮やかな足跡。何度やっても、私は左に反れ、相棒は右にそれ、まあそんなものかと大笑い。山は手前が黒姫その先は妙高、頸城(くびき)山系、雪がなくなれば幼牛が放牧され牧草を食べ育ちます。

久し振りの晴天で駐車スペースを整備をしました。除雪車で大雑把に私道の除雪はされますが、除雪車の通った跡は両側に壁ができ、駐車場を埋め、1週間ほど放置しておいたので、がっちりと雪が固まり氷になってしまい取り除くのが大変です。

写真の道具は、左から緑のスノーダンプ、雪を乗せて運びます。除雪用のシャベル、鉄製のスッコプ、ツルハシ、クワ、除雪に使用したものです。氷は鍬で削りなかなか具合がいいです。まるで土木工事のよう。雪国の人は毎日雪かきをしなければ、雪は重くなり大変な苦労が待ちうけています。立て続けに降ったこの冬は除雪を休む間がなかったようです。

落下した屋根の雪は、ヒマラヤのように山脈になりログ壁に当りそう、雪は窓の高さまでになり部屋が暗くなってきました。そこで、アスレッチクを兼ねて雪降ろし。シャベルでかき出しスノーダンプに雪を押し乗せ運び、の連続、身体中の筋肉が大騒ぎの運動でした。

今日は5,6cmの積雪、累積雪1m75cm時折吹く強い風で雪が舞う真冬日、トリノ冬季オリンピックの観戦に明け暮れていました。

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