黒姫便り 06.01.26.

屋根の雪 滑り落ちた雪
 

豪雪に見舞われた日本、ここ山荘も今まで経験をしたことがないような雪で、昨年の積雪と比べると、ちょちょっと日記を調べてみます。あれー、、、昨年1月23日1m40cm、ところで今日は1月26日1m40cm同じだ。こうやって単に累積雪だけを比べてみると同じですが、きっと雪の密度は今年のほうがはるかに大きいのでしょう。

寒波襲来の時はこれでもか、これでもかと降り、除雪が間に合わなかったのです。やっと豪雪が収まり、今までのように夜明けにはいつのまにか5,6cmの粉雪が積もる平穏な山の天候です。信濃町は1月の大雪時は積雪1m59cmだったそうです。

屋根の雪は陽光に暖められ落ちていますが、今回初めて煙突側の屋根のてっぺんに雪が落ちず、塊がへばりついてしまいました。雪塊が煙突に変にぶつかったら雨漏りの原因になるかもしれません。意を決して雪降ろしに挑戦しました。

屋根のてっぺんは地上8mの高さ、ベランダから梯子をかけて、かなり急なはしごを登りスコップを片手に雪の塊をほぐしますがとにかく固い、力を入れようとすれば作用反作用の原理で身体は梯子から離れようとし、落ちたら痛いだけでは済まされません、あきらめて別の作戦を取ることにしました。

2回戦、ピッケルで雪塊をくだく。これも手が届く範囲が狭く挫折。

3回戦、雪の塊にロープを引っ掛けて引っ張り落とす、期待できそう。苦労してロープを掛け引っ張ると、抵抗もなくあっけなく抜けて終了。まいったね、

4回戦、ロープの先に棒をくくりつけしっかり雪塊に打ちこみ、ロープをひっぱる。びくともしない。ロープはピーンと張って、もしはずれたら顔面直撃、これ以上顔をつぶすわけにはいきません。

何度も梯子を昇り降りしている内に恐さが薄れ、結局、再度スッコプをもって慎重に且つ大胆に雪をほじくり写真のようになりました。慣れが一番恐ろしい。

左の写真は新雪が付いてまだ落下していない屋根、陽光でほとんどが自然に落ちましたが、右手の煙突がある屋根の頂きの雪が残ってしまい、その雪落としの馬鹿話でした。

ベランダの給餌場に雪が降っている時、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、コガラ、アトリがひっきりなしに来ています。カケスもここでヒマワリを食べます。アカゲラが餌場の様子を見に来ました。以前アカゲラがシジュウカラの真似をしてヒマワリをつつきました。窓際のリョウブの木にウソの集団。めずらしくマヒワの集団が庭の木の梢に現われました。リスにはまだ会えません。

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