黒姫便り 06.08.01.

2週間ほど留守にしていた山荘、ボウボウの草に覆われ廃屋のよう。急ぎ入り口の草を刈り、いつもの山荘に戻りました。つまり、何時も周りは草ボウボウということです。

今は白い穂のような花を付けたオカトラノオが雑草の様に生え、茶色の蝶が無数群がり、皮の中がベトベトとノリとして使ったと言うノリウツギは白いアジサイのような花を付け蜂だか蝿だかが群がり濃い緑の森に鮮やかに映えています。

梅雨の長雨で葉物野菜は融け、日照不足で育たずルッコラやカキチシャ、ふだんなら生い茂るシソまでがとても食べられる姿ではありません。

幸いズッキーニとモロッコインゲン、キュウリにミニトマトは、いい奴だ、放っておいても収穫できました。心配していた野菜の生育はご覧の写真の通りです。

きっと、葉物は強い雨の跳ね返りの泥を受け痛めつけられ、日が差さず生育不足になったのでしょう。長野の農作物は大打撃だそうです。野菜は値段はまだ高いですか。待ちに待った梅雨が明け、これからはすくすくと育つでしょう。

ズッキーニは1回目の収穫が終わり、ぽつぽつと次の雌花が咲き始めて来ましたが、それに逢う雄花が咲いてきません。困りましたね。ズッキーニは受粉しないと実が大きくならず先端が腐ってしまいます。最初は昆虫たちが花に群がり受粉してくれますが、8月過ぎるとうまく受粉してくれません。花が開いているのは午前中の前半まで、朝早く受粉させるのは眠いのですが、まあ、明日あたり雄花も咲くでしょう。雄花の花粉を筆につけ雌花に無理やり受粉させてやります。

我が家愛用のブルーベリー園は持ち主が変わり自由に収穫できなくなりそうです。やっとの梅雨明けで実が色ずき始め、しっかりと実をつけて美味しそうです。今のところブルーベリー狩をしても良いとのこと、嬉しいかぎりです。ただ今冬の大雪で枝がばらばらになっており、どれ程の実がなるでしょうか。

ベランダに源氏ボタルが訪れ意外と力強い光を放ってくれます。そんなホタルを見るたびに、あれやこれやと思い浮かべます。ログの建設に付き合ってくれた友人が一人逝き、二人逝き、時の流れを感じさせられます。亡くなった人が会いに来てくれるようです。

夏休みが始まり、色んなことができ、色んな事が起き、とんでもない事が起き、身近なことも、世界の事も、ああなんとか、、、、まあそれなりに生きていきますか。



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