黒姫便り 05.10.24.

秋はどこで足踏みをしているのでしょうか。暖かい日が続き、木々の葉は、まだ緑が半分以上、でも風が吹くたびにざわざわと葉が舞い、日に日に視界が広がって行きます。やっと昨日冷えこみ、志賀の山々のスキー場が白く浮かび上がって見え、黒姫山頂付近は霜の様に白くなりましたが、陽の光と共に消えてしまいました。


夕方にもなると室内の温度は14度、さすが足が冷え、早速薪ストーブの火入れ式。煙突掃除も終わり、ストーブの扉の窓ガラスはピカピカ、小枝を積み細い薪を入れ、マッチ一本火事の元、ぼっと火がつきめらめらと燃え上がる筈が、酸素不足で真っ白い煙が扉から逆流し、部屋は煙で充満、一体何が起こったのか分りません。換気扇の吸い込みが強くて逆流したのかしらと頭を悩ましました。よく調べたところ、とんでもない煙突掃除でした。煙突底に溜まっていた煤を真面目に取らなかったせいで、ストーブのすぐ上の煙突が詰っていたということです。誰だ、いい加減な作業をして、、はい、、私です。ちゃんと取り除きましたので、もう安心です。

森の中はしっとりと湿った落ち葉の中に、今日はチャナメツムタケを見つけました。間違いなくこのキノコですが、一抹の不安が、食べるのは遠慮しました。

これからは、大陸の寒気に包まれて冷え込み、秋は大急ぎで通り過ぎて行くのでしょう。紅葉を待たずして葉が枯れ落ちてしまうのではないでしょうか。今冬は暖冬でしょうか。暖冬が湿った雪を呼び、豪雪になるかもしれません。来週には安心して食べられるムラサキシメジがとれることでしょう。

写真は森の中のチャナメツムタケです。我が家の自然栽培のナメコとクリタケはほだ木からびっしりと生え、安心してキノコ汁を楽しんでいます。

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