黒姫便り 25.11.06.


この1週間で見る見るうちに紅葉が進み黒姫山頂に雪が付き、秋から冬へと大急ぎの季節です。

実りの秋のはずがウワミズザクラの赤い実が見当たりません。クルミは、ドングリは、クリは、地面をよく見ないと見つかりません。実りの秋では無いようです。

獣たちが徘徊したコンポストの鉄柵防御が功を制したかカメラでの画像はキツネとネコしか捉えることが出来ませんでした。

日本中で問題になっている熊騒動で心配な毎日ですが近所の熊目撃情報は、牧場より下の里の道で見たと言う情報だけで山荘近辺は静かな様です。近所の人に出逢うことが稀で、安全かどうか判りません。

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この森の紅葉は落ち着いた地味な色合いで、所々にある陽光を浴びたモミジは赤く染まり茶系の葉にアクセントを付けています。地面は風が吹くたびに葉が音を立てて降り注ぎ、落ち葉で埋まっています。草は枯れ、マムシグサの実が赤く目立ち、しかしトリカブトやリンドウなど青系の花は見当たりません。

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朝晩は寒く4,5℃で薪ストーブを焚き始めました。部屋が暖まると、何処からかカメムシが飛んで来ます。ログ材は黒っぽい節だらけで、時々見間違えますが、見つけ次第、下手に触ると臭いがきついので昔懐かしいフィルムのケースを2個合わせて捕獲、外に追放しています。最初の頃は100匹は取れました。ロフトではカメ虫駆除の為、燻煙剤焚き、大変な数が駆除出来ました。とは言えカメムシの出現は何時まで続くのでしょうか。

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ベランダの給餌台にヒマワリを入れると、いつの間にかヤマガラが現れて、ガラ類が集団で集まり大賑わい、鳥たちは多分情報を交換しているのでしょう。無くなると催促の言葉が聞こえてきます。でもリスには届いていないようです。来ればいいのに。

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久しぶりの牧場に牛が十数頭、人懐っこく我々の姿を見ると寄って来ます。戸隠、黒姫、妙高と雪を被り、いよいよ雪が下りて冬が迫って来るでしょう。

林道に暖かな日差しを受けてキツネがのんびりとこちらを伺っています。穏やかな感じですが、世間を騒がす熊は苦労なく人間界の食べ物の味を覚えてしまい、楽で贅沢になってしまい人間に接触するようになったのでしょう。

この辺の熊の食料は不足しているのでしょうか。信濃町では町内目撃情報は何件もありますが、今のところ人的被害は出ていないようです。

森で暮らすにはお互いに気を使いながら過ごさなければなりません。

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