黒姫便り 25.07.04.


力強く茂った葉が覆いかぶさり、本格的な夏になりました。日差しは強く屋外の作業、草刈りや薪作りでは汗が滲みます。とは言え森の中、湿度が高く爽やかとは云えませんが.、ログ内で静かにしていれば、汗ばむことは無く、下界の猛暑に比べれば快適で贅沢な暮らしです。

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草が生え轍が二本の私道に、どうも獣たちが歩いているらしく轍の地面をイノシシがほじくって凸凹になっています。ここ信濃町にも獣情報のスマホアプリが運用され熊出没情報が簡単に見られるようになりました。

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夏を迎えた昼間の黒姫で雲をかぶっています。もし早朝に牧場に行けば、朝焼けの赤く燃えた黒姫を拝むことが出来るでしょう。きっと、どっしりと構えて居ることでしょう。早朝は熊に注意。

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先月植えた作物は獣に荒らされず順調に育っています。ズッキーニ、キュウリ、モロッコインゲンは花を付け、ダイコン、カブは黒いイモムシ(カブラハバチの幼虫)が葉を食べているものの育っています。見つけ次第駆除。このままイノシシ達が耕さなければ収穫が期待できそうです。

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庭にヤマホタルブクロが地味に咲き、淡い紫の多分ウツボグサや、ひときわ目を引く赤い野イチゴが緑の濃い地面を飾っています。

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桑の木に黒い実が成り、小さな実だが熊はこれも食べに来ます。枝が折れている事でクマさんの仕業だなと分かります。自然の物を食べるのは自由ですが、最近何故か人を襲う熊が出て来てちょっと気になります。外様の人間が静かに暮らすべき。人襲い熊になった時は、とても自分では出来ませんが駆除するしか無いと思います。当事者は外来の批判の相手は無視して力強く進んで欲しいものです。

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ベランダには稀にヤマガラが来るのみ、野鳥は盛んにさえずっています。カッコウやホトトギスの声も聞こえます。下手糞な笛を吹いているようなアオバトの声が聞こえてきます。リスは見かけません。

深い森はTVやスマホの電波に障害が発生、文明の利器は厄介です。

薪在庫が少なくなり、周りの森から集めた腐れ折れ木など、せっせとくずのような薪を作っています。燃えれば暖かいです。

夜ベランダにホタルが一匹通り過ぎ、きっと沢近くに行けば蛍の乱舞が見られるかもしれませんが獣たちが怖いので行けません。以前は気にせずに動いていましたが、物騒で止めにしました。

人間世界も色々な点で物騒なって来ました。権力者のエゴは救い難く、地球上の生き物が尊敬しながら、お互いに生きて行く手立ては生まれないのでしょうか。残念、無念なことです。