黒姫便り 25.03.06.


信濃町に入ると両脇の山林や畑は雪が被って白銀の世界。道路の除雪は完璧で路面は僅かに雪が残っているものの、ニュースで騒がしく報道していた大雪の情況が感じ取れません。よく見ると所々の空き地に除雪の山が普段より高く積み上げられ、大変な苦労しているなと思われます。

舗装道路は除雪され雪が無いように見えても、思わぬところで凍結しており車のグリップには細心の注意が必要です。我が山荘の私道はダートで10cm程の雪が積もり圧雪状態、雪が緩い所はハンドルが取られますが無事到着。道奥の雪山は高さ3m程で先月より手前に迫り長さが倍ほどになってきました。両脇の雪壁の高さは1mを越え久しぶりの大雪です。ここに来る除雪車は深夜にシャベルで雪を押し進みすくい上げ道の脇に積み上げて、これが除雪の山になるのです。除雪は業者に依頼しています。

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山荘の屋根は60cm位積もる事もあり、気温がるか室内の熱で屋根が暖まれば、雪は自然に滑り落ち、ログの両側に雪山が出来ます。屋根の角度が急だと滑り雪の山は家の壁を覆いつくすが、山荘の屋根の被りや角度が程よいものとなって隙間が出来、落雪に気を付けてなんとか通れます。

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窯小屋の屋根は陽が射した南面の雪は滑り落ち北側は残っています。この場合は雪下ろしが必要です。放置しておけば屋根雪が回り込んで側面に力が加わり、いい加減に作った小屋なので歪んでしまいます。以前斜めになり補強をしました。

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やはりこの豪雪地の人々は大雪のだびに除雪が大変、呑気な遊び人は雪に戯れて楽しめますが、ここの住人は毎日雪との戦いです。近所の人は自前の小型除雪機で道を掘り起こしています。降雪があると車は雪に埋もれ毎朝掘り起こす作業が待っています。今の積雪は1m50cm程で、暖かい日もあり重い締まった雪になっています。

そう言えば、長野と言えばガソリンが異常に高く、埼玉と比べると20円は高いかな。長野の衆は大人しいのか、もっと元気を出して業界をつるし上げなければならないと思っています。やっと知事が動きだし少しは安くなるかもしれませんね。長野の衆はもっと声を大きくして頑張ってください。それにしても雪国の除雪費用はどうなっているのでしょうか。皆さまありがとうございます。

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久しぶりの快晴の黒姫、妙高美しいですね。テラスの空になった餌台にヒマワリを入れて2日目やっとガラ達が集まって来ました。アオゲラがログを突いて穴を開け、夜中にはキツネやタヌキがうろつきますが、リスやウサギの姿にはまだ会えません。

ホームセンターで家庭用の安物充電式チェンソー購入、庭の木々の伸びすぎた幹を落としました。手軽に取り扱え短時間作業でバッテリーが切れるが、ちょうど私の体力に合って十分役に立っています。来季分の薪の集まりが悪いので剪定の枝も貴重な薪材になります。

快適な山荘暮らしで今、気になることは、温水シャワーの出方が弱くなってしまいました。給水栓の掃除など分る範囲でやってみましたが改善しません。寿命でしょうか。水量は蓄熱方式と直熱方式があり我が家の蓄熱式は水力は弱く、なぜ弱いのか仕組みがまだ理解出来ませんが、交換をどうするか悩んでいます。愛おしい山荘を維持するには色々な作業があり楽しいものです。

世界が歪みだらけ大きくなりませんように。

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