黒姫便り 24.12.10.

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短い秋を終え冬を迎えました。気候変動が日本海の海水温度を上昇させ、たっぷりと水分を蓄えた空気がシベリア寒気に乗り日本列島に襲いかかり、それが大雪になると言うことらしいのですが、25cmの積雪ですっかり森は姿を変えてしまいました。

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雪に包まれたログは静寂そのものです。玄関までの私道はダートで綺麗に除雪は出来ませんが、圧雪気味に道を固めるように除雪車のお願いしています。夜明け前、除雪車が入りました。

給餌台のヒマワリがカスも無くなるほど何もありません。早速ヒマワリを入れると、すぐ近くでヤマガラの声が聞こえてきます。何処から見ているのでしょうか、ジージージーと直ぐに食べに来ます。自然環境を破壊する行動だと意見する人がいるでしょうが、鳥たち可愛いものですよ。

雪が降ると雪面の足跡から獣たちの行動が判りますが、今のところ誰も訪れていないようです。熊は冬眠に入ったかな。

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ロフトの天窓からの深夜の空はオリオン座が枝の合間から広がりシリウスが輝き木星も明るく冬の星座は華やかです。

留守明けのログは冷え切っており、前回山荘を出る時、ストーブに予め直ぐに燃え上がる様に薪をセットしておき、マッチ一本で火が起こり、部屋は暖かい光に包まれます。実際は中々暖まりません。数時間薪を焚き続けやっとロフトが暖かくなります。今季は薪が不足して腐れ木の薪しかありません。腐れ木は燃焼物質が朽ちて軽く、火力が無く長持ちしません。細い枝、柴は直ぐ燃え、薪の世話が大変です。

部屋が暖まると薪に潜んでいたカメムシなどの虫が大量に発生し、50匹は取れたかな、雪中に追放されました。山小屋生活は楽では有りませんが、まあ面白いなあと思いながら過ごしています。電気も水道も灯油ボイラーでお湯も出るしプロパンレンジも完備、贅沢な生活で感謝しています。

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黒姫山は森林限界のところはすっかり白くなっています。右手奥に妙高山の山頂部分は真っ白です。この冬はどのくらいの雪が積もるでしょうか。これまで最大積雪は190cm程でした。今冬の下界の雪、上雪、町の雪が心配されます。

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