黒姫便り 23.11.05.


埼玉では暖かく秋の気配がなかなか見えませんが、森は落ち葉に埋もれ紅葉の頂点を迎えています。日本中熊出没の騒ぎで心配です。ここでは牧場の近くに仕掛けた罠に熊が掛かり、どう処理するか役場の指示を待っていたら熊が居なくなったとか、案外のんびりとした所です。しかし油断は禁物、ただ遭えないだけで、我が家の庭にも獣道があり、熊も猪も鹿も狐も狸もイタチも今までに出没の痕跡が有ります。いつ出逢ってもおかしくありません。人間が侵略した地ですから。そおっと遠くから遭って見たいものです。牧場には数頭の牛が放牧されています。妙高、黒姫の雪は消えて見えません。暖かです。

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我が家はびっしりと落ち葉が降り積もり、残った葉がパラパラと落ち、そんな中、忍び足のような音が耳をかすり、熊かなと緊張します。今年はクマが食べるウワミズザクラ実が生っていません。クルミはクリはドングリは、実が少ないようです。

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この暖かさで薄っすらと汗をかき、冬支度の作業が心地よくはかどります。薪の今冬分は地下に収納、今は来年分の薪作りに励んでいますがまだ不足しています。頑張らねばなりません。

庭を散歩するとき水たまりを歩くように落ち葉を蹴とばして音を立てて歩きます。ザーザーザーとクマさん聞こえますか。

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今頃はキノコ狩り楽しみたいのですが、私道脇の池の水が枯れる程乾燥しているのか、深い落ち葉を這いつくばって掻き分けて埋もれたキノコを見つけるほど根気がありません。

道に生えたヤマリンドウの花は開かず枯れかかっています。ツルリンドウの赤い実を見つけました。マムシグサの赤い実もまだ鮮やかです。リス用給餌台には鳥だけがヒマワリを食べています。冬になればきっとリスが来ることでしょう。アオゲラがログを突いています。

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そろそろ寒くなりそうです。いつ寒波が襲ってくるのでしょうか。極端な暖冬だと言いますがシベリア寒気が蛇行してゲリラ豪雪になるかもしれません。

東経34度付近南北では見難い人間同士の卑劣な戦いが行われています。人間は過去の憎しみから、一歩前に、融和に、お互いの生活を尊敬しながら生きていく事が出来ない動物でしょうか。

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