黒姫便り 23.10.10


秋の訪れを期待していた山荘は、昼間は18℃程、夜は5℃位下がり、冷たさが肌を刺し、いきなり冬が訪れたよう、慌てて上着を羽織りました。遠く妙高山は微かに白く雪が積もったようです。黒姫山は紅葉の姿は見えません。数頭の牛たちがのんびりと群れて草を食べています。

冷たい雨の数時間、ストーブの点検をかねて薪をくべ調子を見た所、煙は順調に煙突に吸い込まれ気持ち良く燃え部屋が暖まり安心しました。ストーブの中に屋根の煙突穴から侵入したのでしょうスズメバチが3匹朽ちていて、薪とともに燃えてしまいました。

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山荘周りに白いサラシナショウマ?私道にはヤマリンドウが咲き始め、ヤマトリカブトが目立ち、マムシグサの実が赤く染まり、林の落ち葉に埋もれ色々なキノコが顔を出しなんとか秋らしい景色になりました。

ひと風吹くとまだ緑の木々から葉がひらひらと散り地面を敷き詰めています。なんとか梢の先の葉が黄色くなり、まだ赤く染まる艶やかな紅葉はありません。

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勝手に育ての畑は満足した成果は出ず今年の野菜は終了しました。細いいびつな残りキュウリやモロッコインゲンなど少々、背丈以上に育って期待したキクイモを掘り出しましたが小さく、雑草の様に生えた力強いシソやアサツキ、ミツバなど収穫、林道端のムカゴやミズノコブも採集これも美味しく頂いています。下の画像は日照と栄養不足のキクイモ。

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ベランダの給餌台には鳥たちが集まり賑やかですが、まだリスは来ていません。庭の松の木にリス用のヒマワリを仕掛けてトレイルカメラをセットしましたが鳥が来るだけ、リスは写っていませんでした。松の幹をビニールの袋を巻き付けて滑って登れないようにしたネズミ避け、上手い具合に餌台のネズミの侵入を防ぐことが出来ました。鳥がベランダにおいでよとリスを誘ってくれれば良いのですが。

いよいよ冬がやって来ます。何とか今冬の薪は準備できましたが来年の分を作らねばなりません。駐車場脇のウリハダカエデが枯れかかり、ちょっと危ない思いをして枝を払いました。一ケ月分の薪になるでしょう。我が家の木々も寿命を迎えそうなものが数本有り、これらを整理すれば薪が増えることでしょう。

山荘周りには今年は幸いにスズメバチの巣は無く、そろそろ冬眠の場合を探してかハチが飛び回っています。

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気候の変化は激しく大地震が今にも来そうな感じですが、それ以上に国々人々民族の諍いが再燃し自国第一の狭い考えや権力者の独りよがりの世界観や政治を忘れた自己保全の政治家が目に余り、美しい地球船に命がお互いに支え合って旅をしていることを忘れ去っているようで残念です。人間はこの程度の動物なのかもしれません。なんだかんだ言っても私はそれ以下、垢みたいな物ですが。

次回は秋が訪れているでしょうか、まさか一足飛びに冬になったりして。紅葉が楽しみです。

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