黒姫便り 23.06.04.


町道から私道に入るとすっかり草木に覆われ道なき道を辿り我が家にはいります。

この時期はタニウツギのピンクと珍しく花を沢山付けたヤマツツジのうすオレンジの花が複雑な緑の中でほんのりと浮き上がっています。

草が自由に其々伸び、草を?き分けて数回通るとやっと獣道のように通路ができます。きっと大勢の人はだらしのない持ち主たと思うでしょうが、今生えている草々が結構愛おしく、高鳴るエンジンの草刈り機で刈るにはちょっと痛々しいので今回はパス。来月の事を考えると刈っておいた方が良いのですが。

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気になっていた勝手に育ての畑の作物は、心配していた通りキュウリは2株のみ、残りは溶けて無くなっていました。5月連休後案の定、寒波が来たらしくやられたようです。

ズッキーニやモロッコインゲンはしっかり育っています。ダイコンも葉が茂り、ルバーブは花を付けたものがあり、日照が悪かったようです。キュウリはもう一度種を蒔き育てて見ます。ジャガイモもキクイモも葉を茂らせています。エダマメの葉は鳥が食べたのか少し削られています。

このところ動物の害は目立ちません。トレイルカメラにはキツネ、タヌキ、ネコ、カラスが写っていました。特にキツネが何度も登場しています、ネズミでも食べるのかな。

勿論畑の雑草は適度に抜き作物には迷惑の掛からないようにしています。樹幹に囲まれた日照が乏しい小さな畑で、もっと陽が射せば美味しい作物が取れるのにと負け惜しみを言ったりしますが、この夏どんな収穫があるのか楽しみです。

草が茂るところですから、これからは虫との戦いが始まります。毛虫や蛾やスズメバチなど色々。陽が射すとハルゼミが鳴き、カエルも鳴き意外と騒々しい森になります。陽が陰るといきなり静かな森になります。

このトンボは生まれたてなのか考え事をしていたのか反応が悪く近寄ってシャッターが切れました。

ルバーブの葉にイトトンボ、蝶なども飛んでいますが写真に取ることができません。

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池の水上の枝にモリアオガイル卵が、以前はこの池にヤマサンショウウオがいたのですが。

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台風2号で線状降水帯とか太平洋岸では豪雨に見舞われ大変な被害が出たようですが、ここは幸いにも沢の水は濁らず少し多めの水量です。ここはホタルが沸き立つのですが、今年はどうでしょうか。

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虫が増えるこの今、鳥たちの巣立ちが始まるのですが巣箱は静かです。野鳥の声はホトトギス、カッコウ、アカゲラ、アオゲラ、ウグイス、ガラ類、ビタキ類などなど。

ベランダの給餌台には何故かアカゲラが毎日ヒマワリをつついているようです。時々ヤマガラとシジュウカラが来ています。リスは見かけません。リスにヒマワリの味を教えてやろうと庭の松の木に餌箱を仕掛けカメラをセットし次回の結果が楽しみです。

森の環境が20年前とは変わり木々が成長し天候が変わり、当たり前の事ですが世界中、地球が変わっています。どうなりますか。。。。。

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