黒姫便り 22.04.07.


雪融けの沢の響きが森中に広がり春の訪れを高らかに叫んでいるようです。残雪は5,60cm程、積もった雪面は締まり長靴がめり込むこともなく自由に歩くことができ、ほんの一時の雪上散策が楽しめます。

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車通りの雪は消え道端にはフキノトウが咲き、我が家の私道は雪から沁み出た水が小さなすじとなって横切っています。水の流れは気温が下がると流れを止め、気温が上がると勢いよく流れていきます。積もった雪は地面に接した底から溶け出し表面はシャーベット状になって痩せて行きます。

除雪の雪山はマッターホルン状の切り立った山から今では丸みを帯びた優しい高さ3mの4つの連山になってしまいました。何時消えるのでしょうか。5月の連休まで残っていることでしょう。

雪融け直ぐのフキノトウは雪で押しつぶされいびつで小さく、もう少し暖かくなれば形の良いフキノトウが取れるでしょう。勿論天ぷらにした味わいました。

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春が見えてきた森は広々として色々な生き物が目に入る様になって来ました。やっと小さめのリスが庭を横切り、窯小屋付近をうろつくオコジョらしきものとか、餌台に来ない鳥たちが現れた地面に降り立つ姿を、シメかイカルか、アトリかホオジロか、とか見慣れない鳥が目に入るようになりました。リスが餌場に来れば良いのですが、未だのようです。

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今年の積雪はここに来て20年で一番多かったのでは。ブルーベリーは押しつぶされ、木々の小枝は折れ、完全に雪が溶けた時の森の姿はどうなっているでしょうか。この時期、気温が10℃を上回る日が続き見る見るうちに地面が広がって来ました。雪融けが終わると芽吹きが始まり自然の力強さに毎年驚くことでしょう。

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雪で落ちた杉の花の蕾(上の写真の緑の葉)しっかりと付いています。久しぶりに鼻水くしゃみと目の痒さに花粉の多さが身に沁みています。

我が家の玄関にはいつも平和を願っています。

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あっという間に雪融けが進んでいます。早く解決しますように。

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