黒姫便り 21.09.09.


クリックで拡大

いつの間にか夏はどこに行ってしまったのでしょうか。この一週間いきなり雨が強く降ったり止んだり、落ち着かない天候が続いています。時折思い出したように青空が現れ陽が射すと、相手に出逢えなかった蝉が、かぼそく力なく鳴き始めます。あの真夏の騒々しく力強い森は、早々と葉を黄色く染め静かに落とし始めました。秋の気配です。

勝手に育ての畑は、ただただ雑草が育っただけで実りの秋を迎えることなく朽ちてしまいました。いったいどこがいけなかったのでしょうか。今年は土作りに手間をかけ牛糞をすき込んだりして柄に合わない事をしたのに。

天候のせいにしようと気象庁のデータから毎日の日照と降雨を引きだし昨年と比べて見ましたが良く分かりません。強いて言えば昨年に比べて日照が少なく、まとまった雨が多かったようです。しかも我が畑の周りの木々が育ち過ぎ木漏れ日が漏れが少なくなったのが原因でしょう。今年の冬場の仕事として木を切り倒しましょう。

夏場はベランダの給餌台には鳥たちが殆ど来ませんが残っていたヒマワリが空っぽになっていました。リスが食べた訳ではなくヤマガラとゴジュウガラが毎日様子を見に来ていたようです。他の小動物には会うことは出来ませんでした。

近所の人が、ある日午前9時ごろ下の町道を走行中熊が飛び出しハイラックスのフロントが大破、本人は無事、もし軽トラだったら横転しただろうと思われる程の衝撃を受けてそうです。熊は一時うずくまったものの茂みに走って行ったとのこと。気を付けなければ。

生い茂った雑草も秋らしくなってきました。花は実となりズボンにくっついてきます。

倒木の桜の丸太チェーンソウで裁断して薪割機でブロックに割り、なんとか薪材に加工しました。腐れ気味の材で素直に割れず苦労しました。

この長雨でしっとりとした森はきのこが沢山生えてきましたが食用を見つけるのは自信が有りません。

雨が上がりしっとりとした空が晴れ、天の川が流れる夜空が木々の隙間から楽しめました。漆黒の真夜中牧場まで行けば宇宙に浸れるのですが、ちょっと不安で行けません。

短い夏から秋へ森の生活は冬を迎える準備の労働が待っています。

クリックで拡大
勝手に育ての畑
クリックで拡大
黄とピンクのツリフネソウ
クリックで拡大

オリ・パラリンピックが終わり日常が帰って来ました。何と言われようがアスリート達の力を発揮する最高の場が設けられ良かったと思います。パラリンピックのアスリート達の努力には驚きで、人間は鍛えに鍛えれば何事も叶うのだと見せつけられ、努力無しの自分はただただ尊いものに出逢ったと言う印象でした。

国代表で一番を競い合うのはそろそろ止めにしたら、と思います。開閉式のお祭りの表現として極端に違いを出し”多様性と調和”を表そうとした演出には、いささか閉口しました。

これから日常で色々な人が楽しめるような場が、だれもが溶け込むような場が、出来てくればパラリンピック2020は大成功だったと言えるでしょう。違いや差別を克服するには、もっと違いを認識し理解しなければ難しいのでは。

クリックで拡大

アゲハの幼虫
クリックで拡大
マイマイガ?の卵、普通は白だから違う蛾かも、ここから毛虫が生まれます。削り取って駆除。
クリックで拡大

毒ダケ、、、テングタケ属
クリックで拡大
毒ダケ、、、テングタケ属
黒姫便りIndexへ