黒姫便り 21.08.13.


移動を控える様に言われる中、人目を避けて山荘に到着。森は力強い緑に覆われています。着くや否や夕暮れの薄暗闇の畑を覗いて見ました。期待していた作物はどうでしょうか。土がからからに乾いているようです。雑草に混ざって野菜は少し負けているようです。明日が楽しみです。

翌朝、期待がはずれました。野菜の収穫は写真の通りです。ズッキーニは巨大化し株は弱っていました。成長期の水不足と栄養不良化、新しい花が育っていません。

モロッコは上方は葉が生えていますが茂っていません。次から次へと実のって行く様子はありません。

キュウリはモロッコと同様葉が茂らず、大きく育った実と栄養不足の曲がった実が取れていました。

カブは一見伸びているようですが実が小さく固く葉はごわごわして瑞々しさはありません。

残念ながら今年の勝手に育ての野菜たちは乾燥と日照不足と暑さなのか勢いを失ったようです。

昨年取りそこなったジャガイモが育ち小さいながらもジャガイモの形をした芋が取れ、勿論しっかり頂きました。

オリンピックが終わった途端、台風が雨を呼び畑が生き返ったようです。枯れかけたズッキーニは小さな葉が新しく伸び、雄花が咲き雌花の蕾が出来てきました。ひょっとすると実を結ぶかもしれません。

茶色に枯れた葉を付けたキュウリも黄色い花が咲き実を結ぶかもしれません。

モロッコは葉が少なく、白い花はまばら、咲けばまた実ができるのですが。

ダイコンの一本に集中的に虫が付き、毎日駆除他のダイコンは青葉を伸ばしいづれは収穫できそうです。

勝手に生えるシソの葉は若々しく食べごろに茂っています。

ルバーブも雑草に埋もれながら育っています。株分けし数を増やしました。

この期間の最高気温はベランダの温度計で29℃、直射日光は強烈で大変な暑さを感じました。贅沢な話です。

空が白み始めると声は小さいもののジリジリと多分クマゼミが鳴き始め、陽の照り具合で一瞬静寂になったり、大音響になったり賑やかな毎日です。

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そろそろミョウガが出てきます。ミョウガ畑を覗いて見たら綺麗に耕してあります。ここまで掘り起こすのは結構疲れます。どうもイノシシが何か美味しいものはないかしらと掘り起こしたようです。家族で訪れたのでしょうか、あっミミズがいたとか、どんな感じで掘り起こしたのでしょうか。周辺を見渡した所、表の林道の路肩や私道の所々いくつもの穴ぼこが出来ていました。イノシシは抗戦的で怖いといいますが、どんなふうに掘り起こすのか動物観察カメラをセットして覗いて見たいものです。ミョウガ畑はなんと言ってもほったらかしにしていても毎年出てくれるので、有難い作物で、十分収穫できました。

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東京2020オリンピックが終わり静かになりました。アスリート達の超人的な努力の発揮の場が設けられたれたことは良かったと思います。暑さは初めから分かっていたこと、議論することに値しません。コロナの一年延期での対策は、これが日本と言う呆れた無責任体制が現れただけで、精一杯だったのでしょう。感染者の増加は予想されていたので、Jリーグ観戦のようなコントーロールされた観客を入れた大会をやっていれば素晴らしかったでしょう。どうせならもっと盛り上がれば良かったのに。

勝った人は良く言うでしょうし、負けた人はぼろくそに言うでしょうが、テロもなく大きな事件も無かったようで、まあ良かったのでは。

後は予想されたコロナとの戦いが始まり、どう立ち向かうのか腕の見せ所、当事者、時の指導者は最高のステージが用意されて力を発揮して金メダルを目指して輝いていただきたいものです。国民は取りあえず当てにせず、期待しないで自助で身を守りましょう。


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今レンゲショウマという野草が、長く伸びた枝に丸い実だか蕾だかを幾つか付け下向きに咲く花が咲いています。蓮華升麻。どこから来たのでしょうか、多年草で毎年花を咲かせます。

草刈りは根元から10cm位残して適当に刈るので、色々な山野草が咲いて風情ですよ。

おなじみのヤマホタルブクロ、数が少なくなってしまいました。森に蛍が舞っていたのですが今年は見かけませんでした。

ベランダの給餌台には稀にゴジュウカラとヤマガラが様子を見に来ます。蝉の声の中にホトトギスが時々鳴いています。トットトトト、トッキョトカキョク。

太ったタヌキが一匹庭を横切っていきました。

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近所のホースロッジの雪丸と茶々丸二頭シマウマ模様のアブ除けを羽織って戯れていました。

特に雨上がりに車のドアを開けようものなら、湧きたつようにアブが飛び込んで、むやみやたらにフロントガラス当たりまくり車内はアブの運動会になり、慌ててスプレーで大人しくさせなければなりません。アブはシャツの上からでもチックと痛みを感じ、きっと馬も牛も閉口していることでしょう。

ちょっと汗をかくとブーンと羽音を立てて襲ってきます。そんな時闇雲に手を叩き大きな音を出すと驚いてか逃げていきます。面白いですね。

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