黒姫便り 21.07.05.


昨夜から雨が強く降り梅雨の真っただ中、熱海では人災とも言える土石流の被害が発生、ここ信濃町では10数年前だったか鳥居川が氾濫したことがあり、山荘付近でも沢が氾濫したことがありました。ハザードマップでは我が家は災害区域から外れていますが、警戒は怠ってはいけません。幸い今のところ沢の水が濁っているのを見たことがありませんが、もし山間部で乱開発をしようものなら、その兆候が沢の濁りで発覚するでしょう。話はそれますが、メガソーラー建設に森林を伐採する本末転倒のカーボンニュトラル?を目指そうと悪徳事業者はのさばらせてはいけません。ヒステリックなCO2削減は疑問視しています。

相変わらずの草ぼうぼうの私道に紫のウツボグサが映え、ほんの僅かですがピンクのシモツケが花を咲かせています。適当に通行に邪魔にならないよう浅く表面だけの草を刈りこむ私道には季節に応じた草花が楽しませてくれます。

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隣人が近所の倒れた桜の大木の根元を薪にどうぞと置いてくれました。どうすればいいのか途方に暮れるましたが、折角の話、足腰に鞭打って裁断しました。これを薪にするには遠い道のりです。多分一週間分の薪になるでしょう。

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心配な勝手に育ての畑は、傍目では順調に大きくなっています。前回20cmほどのキュウリは支えが無く地面を這っていましたが、起こしてやり、なんとか黄色い花が付いて来ました。

モロッコは無造作に伸びるだけ伸び、先端をちぎって上昇を阻止しました。後は実りを待つのみ。

期待のズッキーニは雄花と雌花の開花時期が合わなかったか、蝶や蟻が来なかったのか受粉できず、一本も成長せず先端が痛んで、腐り始めました。勿体ないので痛んでいない部分は頂きました。

それよりもっと深刻な問題が発生、ズッキーニの根元が折れかかり茎に穴が開いている苗が3本、その内2本は根元が切れ枯れてしまいました。強風で葉の茂みが動されて根元が痛んだのか、虫が付いたのか、小動物がかじったのか定かではありません。

やっと雄花が一本咲き花粉を筆に取り、閉じていた雌花に無理やり受粉させ、多分これで安心でしょう。次回訪れた時は巨大ズッキーニの完成です。

ダイコンは虫や鳥の被害は少なく育っています。エダマメは日照を求めひょろひょろ苗でつるになりそうで、芽を摘めて成長を止めましょう。ルバーブは青い茎ですが5,6本収穫ジャムになりました。次回の勝手に育った野菜は食べられるかどうか楽しみです。

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梅雨の森はとても静かです。太陽が射すと一斉に有りと有りゆるものが鳴き出す、あの賑やかな6月の森と打って変わって、音もなく静かに動植物は蠢いているようです。時折小鳥が、ほんの少しさえずるだけ。静寂さ破るものは人間の草刈り機やチェーンソウのエンジン音、私もその一人、静かな森です。

リスの姿は見えず、餌台にはヤマガラとゴジュウガラが餌があるかどうか確かめに来るだけでつまらないベランダです。

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木々の花は、ノリウツギは咲き始め、ヤマボウシは濃い緑の中で真っ白な白い花を輝かせています。自然の小さな変化を観察すると解らない事だらけ興味はつきません。

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