黒姫便り 21.03.09.


3月に入りこの暖かさは何と言うことでしょうか。長野市では気温20℃とか、そんな日、私道の所々は雪が溶けプレスされた落ち葉を突き破りフキノトウが顔を出しました。早速頂き少しあくが強い味でした。

この暖かさで私道を水が沢となって横切って、もう雪解けが始まったのでしょうか。

今季の雪は雨と雪のサンドイッチ、雪と氷が層になって地面に当たる部分は氷の層になって、重い雪が木々の枝を痛めつけ、特に松の梢や枝が折れて、この森の松は寿命を迎えているようです。でも松ぼっくりはリスが食べ物、大事にしてやらねば。他の木も折れています。これらの木は集めて薪に加工します。

雪面歩行は気温が零下であれば締まった雪のお陰で長靴だけでほんの少し足が取られるぐらいで歩けます。気温がプラスになると突然長靴がめり込んで、うっかりブッシュの上に足を踏み込むと長靴がめり込んで起き上がれません。

春の声を聴いた矢先、今度は美しい雪に覆われ、一気に冬景色。65cmだった積雪は80cmになりました。この雪は2日程木々全体を白く包んでいましたが、零下からプラスへと気温が上がり、白い枝は黒い枝に変わりました。この週の気温差は-11℃から+14℃と25℃もありました。今は森の積雪60cmです。

樹木の根元は窪み、根開き、根回り穴、雪根開きとか、春を迎えています。

庭の木々に掛けた巣箱4個を外し掃除をしました。2個には厚さ6cm程のコケのマットが、コケの中にテントウムシが数匹越冬、他1個は落ち葉が3cmほど敷かれ、一体だれが使ったのでしょうか、分かりません。もう一つは空っぽ。巣箱の掃除と修理を終え、元に取りつけ、さて今度は誰が巣立つのか楽しみです。

餌台にはいつものように山荘に到着の夜、餌を入れ、その翌日、先ずはゴジュウカラが目ざとく見つけ、シジュウカラがヤマガラがコガラがと集まって来ます。カケスはガラ達が雪面に落としたヒマワリを食べるのですが、餌台にやって来ました。稀にアカゲラも食べに来るのですが。

前回やっと待望のリスに出遭い今回は餌台に来るのではと楽しみにしていました。外をちょこちょこ目をやって注意をしていた所、森の枝や雪面に動くものがあり、やっとリスに気が付きました。なんとかリスの写真が撮れました。1匹だけ、若そうです。雪面を鳥が落としたヒマワリを木に根元を丁寧に嗅ぎ分け見つけているようです。まだ餌台には、まだ勇気が無いのか、分からないのか。誰かリスに「ベランダに上がれば餌台があるよ」って言ってくれればと思いながら見ていました。リスはヒマワリの味を覚えたことでしょうから時間の問題でしょう。雪面の足跡はベランダの下まで来ています。

天窓から樹間を通し霊仙寺山の頂きが望めます。黒姫山や妙高山は、まだまだ冬の景色ですが春の声が聞こえてきています。

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