黒姫便り 20.09.07.


9月7日の午後、遠くから波が押し寄せるようにざわざわと木々が擦れあう音が迫り来て騒々しい森、台風10号は朝鮮半島に北上したようです。私道脇の池の水は枯れ8月は雨が少なかったようです。

夏と言えば信濃町はもろこしで賑わいます。天候不良でトウモロコシの育ちが遅くなり、色々な野菜の出来も悪かったようです。

昭和初期カナダ人宣教師アルフレッド・ラッセル・ストーン氏が野尻湖畔の国際村に滞在して、当時珍しいトウモロコシやルバーブなどの野菜を農家に栽培指導し、今の信濃町が在ると聞きます。このストーン氏は洞爺丸沈没事故で逃げ惑う日本人を誘導し若者に救命胴衣を譲り命を失ってしまい、野尻湖畔に記念碑があると言うことです。

牧場に牛が出てきました。ススキの穂が出て木々の葉先が少し色づき秋の気配が見えてきました。

我が勝手に育ての畑ではズッキーニやモロッコインゲンはなんとか育ってくれました。ミョウガ畑は収穫が大変ですがご覧の通りです。キュウリは成長時期に日照不足で伸びすぎ高い所だけ残った葉も肥料不足で早めに枯れてしまいました。シソは生き生きとしています。

ジャガイモの収穫後ダイコンを蒔き芽が出てきましたが、青虫が美味しそうに葉を食べ毎日見つけ次第殺処分、果たして育つのでしょうか。

殺処分と言えば、人家に近づく熊は罠を掛けて捕獲しているそうです。ドラム缶で出来た装置で閉じ込める罠です。県の農林課で放逐するか、殺処分にするか、頭数が決められ、信濃町で何頭かは分かりませんが、猟友会の知人から熊の肉を頂きました。猪の肉の方が旨いと言いますが豚コレラの影響でイノシシが減少しているそうです。殺傷はせずに、電柵で人間との距離を取りたいものです。

地下室に入るネズミやヘビの侵入口を今回も徹底的に調べましたが、ここに違いないという場所は分かりませんでした。隙間は見つけ次第しっかり塞ぎましたが、まだ見落としがあるでしょう。

好きになれないヘビがとうとうベランダに現れました。ヤマガラが騒がしく鳴いて目をやった所、50cmほど離れた柵に一羽のヤマガラがフリーズしたようにヘビを見つめて動きません。ヘビはだらしなく伸び切っていましたが、急ぎヘビに蜂スプレーを遠目から吹き付けて、ヘビ君は慌てて逃げ道を探り降りていきました。どうもこのアオダイショウ、前回の幼ヘビがすっかり模様がなくなり、成ヘビになったものと思われます。まだ私がヘビが苦手だと知ってくれないようです。嫌だね。

ベランダの給餌台には鳥が群がり怠惰な鳥を育てているようです。リスは昨年の4月から見かけなくなりました。この近くまで来ているかどうかも確認できていません。この冬良く観察して、ヒマワリをまいて、また呼び込みましょう。冬が楽しみです。

コロナとの付き合い方早く決まります様に。

クリックで拡大
クリックで拡大
クリックで拡大
クリックで拡大