黒姫便り 20.07.12.


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梅雨時期は比較的雨が少なく快適な所だったのに、ぐずついた毎日が続き、時々スマホの警報で驚かされ、信濃町25mm/hなどと、強い雨が降り、森はたっぷりと水を含んだ、しっとりとした姿を見せています。

つかの間の雨上がりに、C・W・ニコルさんを偲びオフィスの様子を見に山を下りました。増水した鳥居川の響きが迫った左手杉林、右手ブッシュと奥はもろこし畑の舗装道路を直角に曲がった下り坂前方40m、丸いふっくらとした黒い物がブッシュに潜り込みました。しっぽが短く丸っこい、タヌキではない、イノシシではない、猫にしては太い、一瞬の出来事でも頭は回転する。ここに来て23年、周りの人は出会ったよと話を聞き、悔しがり、逢いたかったクマに、まるでぬいぐるみの様な子熊に遭遇、感激の散歩でした。近くに必ずいるであろう母熊に出くわさないよう大声を上げながら周りを見渡しながら、多少緊張しながら下りました。

主のいないニコルさんのオフィスは増水した鳥居川をいつものように見ていました。彼はこの書斎から黒姫を望みながら日記を書いていました。とか。

帰り道、緑に茂ったトウモロコシは一本の幹からモロコシが1,2個になるよう摘果したものがヤングコーンだと農家の方に教えてもらいました。

我が家の畑は雨に打たれながらも育ち、ズッキーニ4本、キュウリ小2本、モロッコ数10本、ルバーブ茎6本、春先腐りかかったジャガイモもなんとか小さいながら育ち3Kgほど収穫しました。

私道にはヤマホタルブクロが雨に打たれ、もう盛りが過ぎた淡い紫の花の草、名前?忘れた、も雨に打たれています。タヌキがのんびりと横切って行きました。

屋根の垂木のログの隙間に作った巣の正体は、この写真のシルエットからオオルリに間違いないようです。このログで2回目の15年ぶりの営巣です。WEBカメラで確認したところログに到着前日に巣だったようでした。

餌台には、まれにガラ類が来るだけ、リスの姿は見えません。今まで来ていたリスは寿命を迎えていなくなったのでしょうか、5,6年と聞きます。

いつもの場所でタマゴタケが2個出て来ました。激しい雨で形がちょっと崩れていました。

森の木々の花はヤマボウシは終わりノリウツギの純白の花が雨の中輝いています。

気候変動が梅雨の姿を変えてしまいました。想像もつかない豪雨が、もう毎年のように各地を襲い、50年に一度とか、想像のつかないような雨とか、一気に一瞬の増水とか、もう十分に学習したはず。

新コロナとの付き合い、豪雨との付き合い、地震との付き合い、現代人の行きつくことを知らない強欲をコントロールすることが国創り。さて我が国は何処に進むのでしょうか。自然界に対峙するのか、共生するのか、ただ欲に溺れるのか。それにしてもアベノマスクはフィットしない。

(写真は左クリックで拡大されます)

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