黒姫便り 19.03.04.


クリックで拡大

まだ沢の水は浅く静かに流れるものの、雪は角が取れ丸みを帯び、木々の根元の雪は幹に沿ってくぼみ、根開き(ねあき)が始まり、春が近づいて来ました。雪面は寒暖で溶けた雪が凍り、雨が染みて固く締まり、稀に足が取られるものの長靴だけで散策することができます。ブッシュは雪の下に埋もれ、広々とした雪面に樹木と明るい空間です。

下の写真は左手に五地蔵山、中央横たわる高妻山、右手尖った乙妻山。これらの山の手前右に黒姫山、その奥右手に妙高山と、下界とは違ってまだ厳しそうな冬山の姿を見せています。

黒姫山 高妻山

クリックで拡大 

私道は除雪され、3mほどの高さの除雪山からの眺めです。所々地面が現れフキノトウが出てきました。初物を食べようと膨らんだフキノトウを採取、待って写真を撮らなくっちゃ、やっと見つけた今顔をだした小さな芽、写しました。地面を覆った雪が消えればフキノトウが若草色のあでやかな姿で埋め尽くします。

庭の雪は70cm、固く締まった雪でブルーベリーなど小木の枝は折れ曲がり、いい加減な雪囲いなんか意味をなさない感じ、春になれば今年こそしっかりと雪囲いをしようと心に決め、冬になると慌てて適当に済ませ、毎春同じように反省。

次の画像は給餌台に集まった鳥たち。空っぽになった給餌台にヒマワリを入れると、次の朝ヤマガラが来て、シジュウガラが来て、ゴジュウガラが来て、リスが来てと、ごく自然の営みのように生活の中に溶け込んでいるようです。

森は静かに目覚め始め、春の歓喜に包まれるでしょう。

クリックで拡大

クリックで拡大 クリックで拡大
ヤマガラが牽制しあっています。 シメが食べに、脇にはゴジュウカラ。
クリックで拡大 クリックで拡大
このカケスはヒマワリないと恨めしそう。 リスは手摺から回り込んで餌台に飛びつきます。