黒姫便り 18.12.02.


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やっと草木が枯れ冬の姿になって来ました。黒姫の中腹から霧氷なのか白く、森の木々は葉を落とし、明るくなって、みすぼらしいが広々と視界が広がっています。何日か前に、薄っすらと雪が降ったようですが、今日は庭に霜が降りました。

この時期、近辺の森に潜り倒木をあさります。下の地所を管理している方から倒木を頂き薪用に裁断、2か月分の薪が手に入りました。

ネズミか何かに根をかじられて雪で倒れてしまう細い木や、数年経った多少腐りかけた木でも薪にしています。森の白樺は映えて美しいのですが寿命が短いのか、根が張らないのか、根が腐ってしまい倒れてしまいます。寿命50年とか。倒木のほとんどが、この白樺です。

陽光が射す明るい場所に、ここでは私道に白樺の芽が出てきます。それを移植して畑に植えて育てますが太陽が弱く雪に埋もれるせいか中々大きくなりません。そんな苗を以前埼玉に植えた所、すくすく育ち見栄えの良い立派な木になりました。やはりここは厳しい環境なのでしょう。

ベランダの給餌台には留守中にヒマワリがなくなってしまい食べつくし、ヒマワリの殻も台からきれいに無くなっています。ヒマワリを補充してもすぐには鳥たちはやって来ません。その内、大抵ヤマガラのつがいがやってきてヒマワリをくわえて行きます。その内にゴジュウカラがやって来て、餌台でコンコンとヒマワリを突き大きな音を立てます。この音に近くを飛んでいた鳥が気づくのかも知れません。さっき食べていたヤマガラも、ついうっかり「久しぶりにヒマワリを食べたね」大声で話すのでしょう、近くにいたシジュウカラが聞きつけ、その後は大変、次から次へと集団で鳥が集まり大賑わいです。

左の写真はメジロですが、騒々しいベランダの様子を見に来たのでしょう、呆れた顔をしています。他のヒマワリを食べる鳥にはアカゲラがいます。今まで木の幹に止る姿で窮屈そうに首を曲げてヒマワリを突き苦労して食べていましたが、なんと台の上に乗りこんでヤマガラのように突いて取るアカゲラが出てきました。

リスは冬のクルミやドングリやクリを集め蓄えるのに忙しいのか中々姿を現してくれませんが、数日後やっと食べに来てくれました。リスが来ないと心配です。

暖かい冬とはいえ寒波が訪れ白い雪に包まれるのも間近でしょう。暖冬は山より町の方が重い雪が多く積もります。大変ですが雪を楽しみましょう。

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