黒姫便り 18.07.25.


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我が家の入り口は草ぼうぼう、2週間ほど前まで私道には紫色のウツボグサが群生、車はそんなもの気にせずに進まなければなりません。山荘の周りは伸び放題の草に覆われ緑の孤島化しています。

明け方ヒグラシの声から始まり、少し肌寒さを覚える目覚めです。贅沢な世界です。TVでは暑さの話題で煮えたぎり、熊谷41.1℃更新とか。土砂災害の被害地はこの暑さでの戦い、大変さを思い祈るばかりです。とは言うものの昼間の日差しは強く気温は30℃近くまであがり、森の中の湿度は70%と高く、下界に比べれば涼しいとはいえ、やはりここも暑さが感じられます。

雨が少ないせいか作物は葉先を枯らしたものが多く、ダイコンはトウ立ち花を付け、コカブは枯れ、葉物は朽ちています。ズッキーニは数本収穫できましたが、まだたくさん小さな実をつけていますが、雄花が咲かず未受粉の実が多く腐って食べられない状況。キュウリは一株のみ成長2本収穫。雨さえ降れば小さい苗も育ってくるでしょう。モロッコインゲンは雨不足でも実をつけ十分な収穫。プチトマトを買って植えたと思ったら大きなトマトが出来、このまま乾燥が続けば赤く熟れるかもしれません。ブルーベリーは順調に熟しています。

庭には自生した草花が地味に咲いています。雑草と言われ見過ごされている草花も良く見ると、その時々の季節に合わせて咲き、有名なものしか花の整理がつきませんが名前を挙げておきます。勿論木々にも花を咲かせています。今はノリウツギの純白の花が際立っています。リョウブにも花が咲いています。

草に埋もれる山荘
クリックで拡大 ウツボグサ
ウツボグサ
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ノカンゾウ
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トラノオ、穂先が薄青もあります。 ホタルブクロ
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わかんない ベルガモット これは移植したのが勝手に生えてきた、居ついた西洋種

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リョウブ ノリウツギ

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ある日、ヒヨドリがけたたましく窓の脇の木で鳴き叫んでいます。近くにもう一羽激しく鳴いています。ホバリングをして必死になって枝をつついています。木の茂みを目を凝らして見るとなにやら幹に木ではない物が、巻き付いているようなものが、ヘビです、アオダイショウが巣を襲っているのです。こんな身近な所に巣があったのだ。急ぎ棒で鎌首をねじらせて抵抗するヘビを追い払い平穏を取り戻しました。これが巣の写真です。騒動の後ヒヨドリはどこかにいってしまいました。卵があったのでしょうか、ヒナがいたのでしょうか、分かりません。ヒヨドリの巣はリースのようにツルや小枝を巻き付けてお椀のように作るのが分かりました。鳥たちの激しい生存競争です。今年は家の周りに掛けた巣箱に鳥が来ていません。どうも、このヘビがうろついているので営巣しなくなったのかもしれません。アオダイショウはこの山荘に住みついているのは確かで、以前地下の薪置き場に脱皮した長い皮がひっかっているのを見つけました。

ベランダの給餌台にはほぼ毎日、3時か4時にリスが食事に来ています。夏らしく薄毛で爽やかですね。稀に今年生まれたゴジュウカラがついばんでいます。

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長野では御嶽海の優勝で燃えています。ロシア・サッカーワールドカップが遠い昔のようです。盛り上がらなかった代表が突然の変心、監督のお陰か、予選を勝ち抜き、ベスト8にあと一息まで進み、代表の頑張り力に興奮を覚えましたが、なんだか神頼みの他力本願、幸運と相手の油断で最後の90分が経験できただけで、むなしく一瞬の夢は終わってしまいました。が、ハリルホジッチのサッカーが見たかった。監督騒動の総括はなく、日本の全てあらゆるところで、うやむやで議論することなく過ぎ去っていく、ただ何かに流される日本人とは、考えさせられます。サッカーが強くなるにも、もっと選手自体の考えが生かされないと強くはならないのでは。その点で今回の騒動が選手から生まれたものであれば少しは期待が持てるかもしれません。トップに責任はありませんが日本。

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信濃毎日新聞