黒姫便り 18.02.12.


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白い白い世界。ただ見るだけでは素晴らしい世界ですが、今年の寒波は至る所で大雪に見舞われ日本海沿岸では車が3日近くも雪に閉じ込められたということです。太平洋側では冷水で大量のイワシが仮死状態になって打ち上げられたとか。気候が大変動しているようです。

平昌冬オリンピックが開催され深夜まで選手たちは滑りに励んでいます。大変ですね。これがアスリートファーストとか、この世は金儲けのだけの世界のようです。1998年2月7日長野冬オリンピックが開催され、やっと屋根が付き、ただはめ込んだだけの窓枠の隙間風を防ごうと新聞紙を差し込んで震えながら応援した山荘、あれから20年が経ち暖かな薪ストーブの下でアスリートを応援しています。

ここ山荘では今現在積雪110cmと多くありません。昨年は同日165cmでした。今年は里雪というか上雪というか山より里のほうが多いようです。雪はまだこれからですのでどれ位積もるのでしょうか。屋根に積もった雪は気温がプラスになれば雪が滑り落ちるのですが、零下が続きやっと11日大音響とともに落雪すっきりしました。ところが屋根と接していた雪が凍っており屋根の塗装を削り取るように落ち磨かれてしまいました。今年はなんとか錆止め塗装をしなければなりません。

私道は除雪車が雪を掻いてくれますが、砂利道のため道すれすれに雪を取ることができず、圧雪状態の道で、10cmはタイヤが沈み、そっとしっかりグリップを確かめながら騙しだましながら転がさないとスッタクしてしまいます。

一般に雪道の登りは静かにグリップを感じながら走らせ、止まってはいけません。街中では車が多くて坂道の場合は先行車が登り切ってから次が上がるといったことをしないと止ってからは滑って登れずスッタクして終わります。坂道で止れば最大傾斜に向かって車の向きに関わらず下がっていきます。そこでブレーキをゆるめてタイヤのグリップを回復させればハンドルが利くようになりバックして平らになってから発進します。車が滑ってあらぬ方向を向いても発進はタイヤを真っすぐにして抵抗を少なくしてじわりじわりとハンドルを切っていきます。雪の運転は思いもよらぬことが起こるので楽しいですね。エンジン回転は2500がいいかな、空転させないように。

餌台には鳥たちが群がって来ます。今冬はゴジュウカラ、シジュウカラ、ヤマガラでコガラはいるかどうか、ヒガラまったく、食べているかどうかわかりませんが、アカゲラ、アオゲラ、カケスが来ているようです。時々現れる独占するリスに我慢できない鳥たちが恐るおそる、すきを盗んでヒマワリをくわえていきます。

私道でクロカンスキーを履いて滑らし何本か往復をして薄っすらと汗をかき雪を楽しんでいます。

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