黒姫便り 18.01.18.


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2018年暖かな光に包まれて新年を迎えました。今年もよろしくお付き合いください。

昨年暮れから、どかっと雪が降り積雪80cmと雪国らしい正月になり、サラサラ雪に酒をたらしてシャーベットと洒落こみ新年を祝いました。

除雪車が私道を守ってくれます。ここにあげた写真は1月5日まではサラサラ雪の景色です。

さて、1月18日では、昨日からの雨、気温は5℃近くまで上がり私道はドロドロに、まるで春の訪れです。世界中異常気象の様相、今後どうなるか検討がつきません。人間界もお互いに敵を作りあい、まるで天候異常と同じよう、穏やかな地球は造れそうもありません。

給餌台には鳥やリスが餌を待って集まり、ヒマワリを入れるといつのまにか、はじめはつがいの一組が来るだけですが、黙っていればいいのに、しばらくすると次から次へと集まり、ボトル半分が午前中に無くなってしまいますが、大げさな争いはなく、適度にけん制しあいながら食べ合っています。今後何が起こるか見当がつきませんが平和でありますように。

(追記 1月19日)
1月15日埼玉から移動、我が家の傍500mも離れていないインターから高速を使えば3時間20分で到着する山荘だが、ひたすら一般道を走る。先週寒波でか碓氷峠を登るにつれて道に撒かれた塩カルが道路両脇に埃っぽく白いベルトを作っている。前方のピストン輸送の富山ナンバーのトラックの屋根に積もった新雪が発進のたびに雪を降らせる。この日は碓氷峠バス事故2周忌、右に見る献花台にたくさんの花が供えられ幾人かの人影を見ながら通過。この先にはブレーキが利かなくなった車が突っ込むスロープがある。しかし、左カーブの先左にあるので、あのバスは曲がり切れなくて森に突っ込んだ事故。何のための退避場なんだろうか。事故後現場は法面を飾りのコンクリートで固め、もしもの時はコンクリートに激突。信じられない。山を削って事故を軽減するためのエスケープゾーンを作るべきだと毎回通過するたびに思い冥福を祈っている。車は人がコントロールして安全が保たれるが、それが出来なくなると、車はただの物体、ぶつかっるのは自然の動きだ。こんな車を作るのが人だ。技術とは未完成で暴走するものだ。あらゆるもので完璧なものは存在しない。この事故は原因が分からずドライバーのせいになったらしい。

車は所々に残る雪を見ながら、サンライズと名のついた広域農道のバイパスを長野方面へ進む。長野市内も雪が残って山荘の雪が心配だ。途中食事や買い物で7時間のドライブ。何時までこんな移動が許されるか分からないが、高齢者の暴走運転が問題視されるこの世、気になるが十分に気をつけなければならない。埼玉と違って長野は横断歩道に人が待っていれば一時停止する立派な運転手が多い。つまり長野では歩行者が強引に出てくる可能性が高いので正しい運転が要求される。埼玉では怖くて横断歩道は車が切れないと渡れない。18号を信濃町に向かって山を登る。国道にはほとんど雪は着いていないが山荘方向わき道に入るとしっかり雪がついている。車のグリップを確かめながらしっかりと落ち着いて進む。なんとか我が家の私道に突入、除雪はされているものの時には新雪が30cmほど積もっている時があり、まるで船のように雪を掻き分けて分けて進むが、今回は10cmぐらいタイヤが沈む程度。山荘入り口に到着。除雪にできた壁を登れるように削り、雪を踏み固め玄関にたどり着く。ニュースで豪雪と言われたほどここは雪が積もってなかった。80cmほどだ。民族大移動よろしく荷物を下ろし汗をかく。部屋はこの日は暖かく0℃だった。家を離れるたびにストーブに柴と薪をセットしておき到着時にマッチ一本で点火、暖を取る。厳しいときはマイナス7,8℃の時がある。空っぽになった給餌台のヒマワリを補充して明日の鳥やリスを待つ。

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17日雨で雪は痩せ締まる。積雪68cm。

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庭に茶色のウサギが不安気に立ち止まる。遠くにキツネが小走りに駆け抜けて行く。しばらく木の根元にうずくまり微動だにせず、やがて安心したか薄目になる暖かな20日の出来事。気温5℃、来週は冬にもどるとか。