黒姫の中央をえぐる谷間が白く、右手の妙高は更に白くゲレンデの姿を現し、左手高妻山戸隠方面も白さが増し、いよいよ雪の季節の到来です。(各写真はクリックで拡大されます。)
麓の森は色あせたとはいえ紅葉が残り、牧場西側の森はカラマツ林が金色に輝いています。その奥には霊仙寺山が構え、この近辺の紅葉は赤い葉は少なく茶系のコナラ、ミズナラの黄葉で、色鮮やかな錦織りなす紅葉ではなく落ち着いた姿を示しています。
まだ牛たちの放牧を見ることができますが、牧場は幾つかのブロックが有刺鉄線を掛けた柵で区切られており、霊仙寺側の牧場の柵は鉄線を外し、杭に引っ掛けてあった線を外しそのまま地面に投げ打って雪に埋もれるように冬の準備が進んでいるようです。
霊仙寺山の戦後植林された杉が50年以上経ち出荷を迎え、国有林の切り出しは今も盛んで毎日丸太を満載したトラックが通り過ぎて行きます。伐採が終わった斜面にまた杉の苗が植えられているようです。明るくなった斜面にはワラビやコシアブラが生えてきて春に楽しませてくれます。
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