黒姫便り 17.06.08.


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梅雨の晴れ間、山荘は草木の力強い緑に閉じこまれ茂みの奥に追いやられ押しつぶされそうです。埼玉で育てたズッキーニ、モロッコ、キュウリ、エダマメなどの野菜を植え、いかにも畑のような姿になりました。しかし朝晩の気温が低く、みんな元気をなくしていますが、それに打ち勝った苗が実りをもたらしてくれると信じましょう。直播きのダイコン、コカブ、コリアンダー、ルッコラなど順調に育っていますが、これからは虫との戦いが始まります。庭の巣箱は、.山荘に住み着いているアオダイショウに襲われたのか、とうとう誰も巣造りが出来なかったようです。空の巣箱はスズメバチが占拠するので用心しなければなりません。

この時期、樹木の多くは白い花を咲かせています。その中で、タニウツギは淡いピンクの花を付け、つぼみは濃い赤ですが花が開くとほこりをかぶったようなピンクとなり、色の少ない森では目立つ存在になります。ベランダから見渡すと、この森にはミズキの白い花が目立ちます。昨年の秋は、この小さな実を食べに熊さんが木のてっぺんに登り枝をたぐり寄せて出来たクマ棚がたくさん見受けられました。今年はどうでしょうか。庭は野イチゴの白い花がびっしりと咲いています。淡い橙のヤマツツジが一輪咲いています。

給餌台には鳥たちが思い出したようにヒマワリを食べに、リスは「私の餌場よ」と毎日のように様子を見に来ます。リスは少なくとも2匹、左耳の毛が少し伸びているとの違いで判別ができるようになりました。ハルゼミやカエルは同じように鳴き、ホトトギスや色々な山鳥達がにぎやかに鳴いています。来月は緑に埋もれた山荘が見つけられるか心配です。

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タニウツギ
ヤマボウシ、赤いイチゴのような実がなります。
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ミズキ、赤黒い実がなり、熊さんが食べます。
ハナイカダ、葉の表に緑の花をつけ黒い実がなります。