黒姫便り 17.03.12.


クリックで拡大

積雪20cmと極端に少なかった昨年と比べ1m15cmと今年は平年並みに3月を迎えています。朝晩は冷え込み零下に、夜に雪が降り白い朝を迎え、陽射しと共に徐々に気温が上がり木々の雪が風に舞い、こぼれ落ち、春が迫っています。屋根にへばりついた巨大な雪塊はすっかり滑り落ち、夜中に積もった雪は軽やかなさざ波のような音を立てて落ち、山荘は落ち着いたたたずまいを見せています。

ところが、窯小屋の雪の塊は雨が降ったせいか氷の塊となり屋根を滑り落ち小屋に寄りかかるように留まり、小屋を斜めに押し付け、その強力な圧力に耐えかねてひねてしまいました。小屋がいびつになってしまったのです。普段なら厚く降り積もった雪は屋根から少しずつ崩れ、小屋は雪に均等な力で抑えられるはずだったのですが、片側の雪の塊がそのまま寄りかかってしまったのです。屋根の雪は氷の塊のように硬く、シャベルでこじりながら雪を取り除き、隣の木にベルトを掛け、小屋の梁にベルトを掛け手動ウインチで引っ張り傾きを修正、何とか元通りなりました。横着して屋根の雪を取り除かないとこんなことになると、初めての出来事でした。やはり温暖化の影響が出て2月に雨が降ったと思われます。

クリックで拡大
クリックで拡大 クリックで拡大

クリックで拡大 クリックで拡大

いつも物欲しそうに餌台に来てはヒマワリを突く真似をしていたアカゲラが他の鳥と同じように、くちばしで餌を取り、溝に餌を入れ、コンコンと突きヒマワリの実を取り出し食べる姿を、やっと捉える事ができました。鳥と云えども、良く観察をして真似をして、とうとう成功するとは、何事も努力が大切だということですね。

リスは大抵決まった時間に餌台に来て10分ほどかけて物怖じせずに食べています。2匹は食べに来るのですが見分けがつきません。

通りの脇の雪が解けた地面にフキノトウが芽を出しました。まだ淡い香りのフキノトウ、今春の山菜はどんな感じでしょうか。楽しい春はもうそこまで来ています。

こんな所までオスプレイが飛来するようになりました。妙高山麓に演習場があるんですよ。近隣は怪しい空気に包まれていますが平和裏に解決することが出来ない物でしょうか。(追記 どんなことがあれ独立国の防衛は必要、軽井沢で捕らえた姿。色々有るが作業者には感謝)

クリックで拡大 クリックで拡大