黒姫便り 17.02.15.


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毎日降り続いた雪が止み青空が出ました。1m50cmの積雪。昨年の今頃は70cm、倍の積雪です。粉雪だった雪がある日湿っぽい雪と気温上昇で融けたのか、屋根に凍りつき、一文字葺きの屋根の雪は滑り落ちるはずなのに、棟木部分で左右のバランスが取れたのか滑らずへばりつき、厚み1mほどになってしまいました。この現象は毎年起き、雪掃けに関しては設計不備でした。しかし、ログはたくましく雪を抱え、びくともしません。窯小屋の屋根も厚い雪がかぶさっていますが、春の雪融けまで多分耐え抜きます。

驚いたことに、根元から3本に分かれた太い松の幹1本が梢に雪を抱えたためか、途中で折れていました。運悪く気温の上昇で雪が固まり強風で折れてしまったようです。

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除雪車は大きなシャベルで雪を押し出して抱え込み道の脇にはねのけます。雪をかき分けるので両脇には壁ができ、この雪で車も埋もれてしまいます。除雪のたびに車を掘り起こしておかないと車は沈み込み春まで日の目みえません。毎回車を掘り出し雪面を平らにして道と同じ高さに雪をならし駐車します。押し出した雪は道のはずれに積み上げ3mほどの雪山になりました。


山荘を留守にすると餌台のヒマワリは数日で枯渇してしまいます。無くなれば誰も見向きをしません。空になった餌台に補充してやると、いつのまにか誰かが気付き、餌を食べ始め、そうこうしているうちに大勢が集り大変な騒ぎになります。無くなるとジイジイと催促をし始め可愛さあまり、餌を補充してしまいます。ヒマワリの消費は半端ではありません。鳥が集ると近所の鳥も気になるらしく、ヒマワリなど食べないヒヨドリも何だろうと餌台にたたずんだり、写真のようにカケスが食べにきたり、アカゲラが食べに来たり、思いがけない鳥が訪れるようです。リスが食べていても小鳥達は後ろを向いた隙に種を取っていきます。それぞれ適度に威嚇し合うもののヒマワリにありつけるようです。この餌台は突然あらわれるオアシスのようです。今年の鳥達は意外と気が優しく仲良く幸せを分かち合っているようです。

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カケスとアカゲラ、リスが現れ飛び去るカケス
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