牧場を吹きぬける風がふんわりと積もった雪を舞い上げ山はベールに包まれ、美しい雪景色になりました。木々の枝には綿を掛けたように雪がつき、おとぎの国のようです。
一歩山荘の私道に入ると、木々が山から吹き降ろす風を防いでくれて穏やかな姿になります。ところが、昨日、春先にできる私道を横切る水筋に湧き水のように水が流れていました。全体的には気温が高いのでしょうか。今日は冷え込み、昨晩の積雪で流れが雪に埋もれ見えなくなりました。積雪40cmほど、まだ森全体は冷え切っていないのでしょう。
太陽が雪間から射し、小鳥たちが、おしゃべりに賑やかな森になります。留守にしていて餌場のヒマワリがすっかりなくなり、実のかすも殆んど無くなり、何もない餌台に夜間入れていた餌に夜明けと共に小鳥達が群がり、あっと言う間に騒々しくなります。ゴジュウカラ、シジュウカラ、ヤマガラ、コガラとそれにアカゲラまでが。ヒヨドリがベランダ前の木の実をついばり、きっと他の鳥たちも餌を求めて飛んでいるのでしょうが、それはちょっと分かりません。リスはまだ来ません。きっと雪に埋もれてしまうからでしょう。こんな森も一年が経ってしまいました。
今年も黒姫便りに付き合ってくださり、ありがとうございました。激動の混沌とした地球ですが、どうにか各人間の英知を振り絞って、よき年になりますように。地球人としての、お互いに尊重しながら生きて行きましょう。 黒姫便りIndexへ