黒姫便り 16.06.06.


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梅雨前の緑が深くなった黒姫山。山荘もすっかり緑に包まれ静かな森と言いたいが、近所で立派な別荘が建設中、その先ではニコルさん関係かホース(馬)ロッジの建設で工事音が響いている。森も負けじと、ハルゼミやカエルが似たような声で歌い、ホトトギスは昼夜かまわず鳴き、ビタキ系のさえずり、ルリ系の声、ガラ達やウグイスやカッコウが鳴き、カンカンという工事現場の音に競ってキジが叫び、縄張り争いか子育てか賑やかだ。が、なぜか山荘まわりの巣箱にはだれも住んでいない。

我が勝手に育ての畑はズッキーニ、モロッコ、ダイコン、コカブ、ルバーブが順調に育っているが、丈夫だと思われるシソの苗が無残にも7ミリ程の薄茶のウジムシみたいな虫に茎を食われ育たない。時々タヌキがめぼしい物がないかと畑を見回っている。先日蒔いたナスタチュウムの種は食べられたようだ。枝豆の芽が出たが無事にいられるかどうか分からない。

ベランダの餌台でヒマワリの殻が積もりちらばって、どうしたのか観察していたら、リスが二匹現れた。夫婦なのか親子なのか、どちらも小さいが、より小さい一方は落ち着きがなく、右側で食べていたかと思うと左側に移ったり、背伸びをしたり、お尻を振ったり、いきなり硬直したり、(リスは何か危険を感じた時、木の枝に成りきったようにフリーズ固まってしまう)子供なのか、発情期なのか解からないが、リスはかわいい。WEBカメラにアカゲラとリスが睨めっこをしていた。リスは毎日のように現れる。子供をつれて来ないかな。

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糸トンボが飛んでいた。昼間空にヘリが飛び交う。警戒監視の為だとか。そう今日6日はアファンの森に両陛下が訪問されたとか。ニュースで馬も迎えたらしく、ニコルさんホースロッジで森林レンジャーは馬に乗って森を守るのだと教えようとするのか、もっとも馬は木材運搬用だそうだが。組織が大きくなると事業が拡大するのか。

山荘近辺の山は戦後植えられた杉が成長切り出され所々丸坊主になっている。どこまで人工林として木材を植えるのか、どこまで自然林に戻すのか、植樹祭とは何か、この兼ね合いが難しそうだ。人手不足老齢化のこれから時代、森と獣と人との兼ね合いが益々厳しくなりそうだ。