黒姫便り 15.08.07. 暑すぎる夏


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夏になると移植したベルガモットが自生していたかのように庭に茂り落ち着いた赤がしっとりとしたログに似合う。季節の流れに沿って次々に色々な草木に花を付ける。ノカンゾウの橙が一際目立ち、奇妙な形で花を付けるオオウバユリが所々にそびえ立つ。葉の上に黒い実をつけた変わった植物のハナイカダやリョウブにはふさふさとした白い花が咲き、ヒヨドリや小鳥達が花を食べに来る。これらの話は写真を順番に説明したもの。

餌場に三日に一度は来るリスの他に、今年巣立ったまだ羽毛がぼさぼさの幼いシジュウカラやヤマガラやコガラが冬越しの訓練をしているのか集団でやってくる。餌台には来ないが、その中に幼鳥のコゲラも仲間のようだ。それがこの模様がはっきりしない鳥の写真、左の白花はノリウツギ。何故かそれらの鳥の移動と同じようにアカゲラやアオゲラも見かける。秋に向かって他の鳥達も集団で移動するようだ。

勝手に育ての畑は長い梅雨で日照不足と天候異変か育ちが悪く、今まではズッキーニだけは満足に出来ていたが、今年は都合で育ちすぎた苗を植えたせいか根付が悪く成長が遅い。早々と雄花が咲き萎れた頃に雌花が咲くタイミングの悪さ、受粉が合わないのか先が腐った物があり出来が悪い。
モロッコインゲンは直播で何とか育ったが畝の半分が日陰になって葉の茂り方に勢いがない。そうは言うものの収穫はできている。種から育てたルバーブが上手い具合に育ってきた。ダイコンは辛味が強くて小さいが美味い。

頭上でブーンという羽音、ハチが来たなと見上げると、ベランダに架けていた巣箱にハチが2,3匹吸い込まれていく。巣を作り始めたなということで軽い気持ちでハチスプレーを吹き込み、数年前に作ったダンボール製の防護ヘルメットを被り、さらに巣箱にダメ押しのスプレーかけ退治する。小さい物だろうと思っていたところ巣箱を開けてみたら驚き、結構育っていた。キイロスズメバチに違いない。次の日、庭で作業中フワーッとハチが頭上を舞う、脚立にヒメホソアシナガバチの巣が、これもスプレーで毒殺。森の中では眼、耳、鼻など神経を研ぎ澄まして行動しなければならない。

この黒姫便りは次回から”海からの便り”になります。