黒姫便り 15.04.07. 雪融け


雪融け クリックで拡大

雪融けが進んでいます。長野では例年より一週間早くソメイヨシノの開花宣言がなされ急速に春がやって来ました。沢を流れる水は一段と大きく鳴り響いています。残雪はこの一週間で半分程になり樹の根元は大きく地面を見せています。とは云うものの私道の除雪の雪山は4mの高さ、いつもなら5月連休ごろまで残っています。今年はどうでしょうか。雪から染み出た水は最大傾斜角に逆わらず道を横切り流れています。地面から初々しいフキノトウが顔を出し、かたっぱしから捻り取られ蕗味噌になるのでしょう。牧場の雪は斑に消え茶色の牧草が出てきました。


4月7日の残雪 一週間前の残雪

左は寒の戻りの霧の4月7日。、右は1週間前の暖かい晴れ間、残雪80cm。あっと言う間の雪融けです。


霊仙寺山 タメ糞

ベランダから望む霊仙寺山、冬季のみの景色、葉が茂ると見えません。山荘の周りの樹に巣箱を架けていますが、まだ誰も訪問鳥がいないようです。残雪は締まっていて長靴で足が取られることなく散策できます。除雪がされていない道で汗だくのクロカンを楽しみ、昼間から冷やかしかタヌキが見つめ、山荘の近く2箇所でタヌキのタメ糞を見つけました。柔らかい犬がする様な糞も混じっていたのでペットの餌も食べているかもしれません。近所にタヌキが住んでいる証拠です。小鳥達は餌場に群がっていますが、突然こんな獣がベランダに現れました。


テンが占拠 危険をさっしフリーズのリス

明け方、眠気まなこでベランダを見るとふっくらとしたものが、猫ではないふっくらとしている。イタチか、いや、なんとテンが不器用にヒマワリを貪っているではありませんか。テンはイタチ科雑食、ネズミやリスや鳥をも食べると言います。自己顕示力が強く目立つように糞をするとか。とっさに頭によぎったことは、そう昨年苦労して吊るした柿100数個が消えてしまった事件、そうか、そうだったのか。写真を撮ってもそれほど警戒することもなく図々しい奴。ドアを開けてやっと逃げていった。ちょうどこの日、リスもルンルン気分でベランダにやって来ました。が突然餌場手前でフリーズ、一目散に餌場を目前にして転げるように駆けて行きました。きっと獣の臭いが充満していたのでしょう。テンのやつご丁寧に糞をしてオシッコをししっかりマーキングをして行きました。これではとてもリスは現れないでしょう。糞を片付けオシッコを拭いて臭い消しに殺虫スプレーを吹き付け夜間現われたら脅かしてやろうとセンサーライトを設置万全の対策を取りました。これで安心です。

テンがマーキング

テンがマーキング テンがマーキング

数日後、夜、センサーライトが点き、慌てて覗くと、あのテンか鼻をヒマワリのボトルに突っ込み夢中になって食べていました。ライトの光は効果がないようです。ガタンと大きな音を立てどうにか追い、仕方なしに逃げて行ったようです。この分だと餌場がテンに占拠されたか、今後の知恵比べが始まります。餌はもう滞在時昼間のみ与えるようにしなければなりませんね。

今冬の重い雪でブルーベーリはよれよれ、桜は折れ、他の小さな木は痛めつけられ春の芽吹きが心配です。白樺や松の木の梢が折れ、様々の木の枝が折れ痛々しい雪融けの森です。この姿が突然芽吹きが始まり生き生きとして来ます。寒の戻り、明け方にはひょっとしたら薄っすらと雪に覆われるかもしれません。薪ストーブで暖をとっています。