3月11日、そう4年前、山荘に向かう車中で大津波警報をラジオで聞きながら、帰るか向かうか迷いながら夕方山荘に到着、TVでおどおどしい映像を目の当たりにし自然の猛威を知りました。復興4年を迎えたもののまだ険しい道が続いています。どうか早く安心した所になりますように。フクシマの廃棄物は日に日に増え、高らかに宣言したアンダーコントロールって何のことだったのだろうか。と言った人、過ちは認めてあげますから、正直になって欲しい。皆で暴走をコントロールしましょう。
3月2日は長野大停電。寒冷地での停電は凍結が心配。我が山荘は厳寒期は水抜きを行っているので安心です。雪が原因で送電線がショートし大停電になったと言うが、これが人工(テロ)だったらどうしようか、どうします。
数日前、春の兆しが見え、私道の雪が溶け地面が現われフキノトウの芽が盛り上がって来ました。無理やりもぎ取り、早速湯豆腐のツマに頂きました。
現在、午後2時22分気温−3℃ちらつく雪、積雪160cm。左上の写真は除雪雪山高さ4mからの画像。下は9日の春を迎えた姿です。このような天気が繰り返し春に向かって進んでいきます。
山荘を離れる時は多少多めにヒマワリを入れておきますが、それが絶え、カスさえなくなってしまいます。山荘に到着後ヒマワリを入れて置くと、翌朝早くも誰かが気付いて食べに来ます。ヤマガラかゴジュウカラが一番早く気付くようです。そんな給餌場に小鳥達が競い合って集まりにぎやかです。リスも森の巡回コースにここが入っているようです。時々来るようで午前中一二回餌場に取り付き15分ほど独占して食べています。そんな時、周りでは早くリスが行ってくれないかと小鳥達が待っています。勇気のある鳥はリスの隙を見てヒマワリを取って行きます。
家の周りの木に掛けた巣箱の点検をしました。昨年は残念ながら巣立ちが確認できませんでした。案の定、4個の巣箱の内、1個は巣箱に苔を分厚く敷きつめたのみで、全て営巣羽化の形跡はありませんでした。苔が10cmもあった巣にはテントウムシが数十匹越冬中で、危うく捨てそうになりましたが、そのままにして置きました。もう1個は苔がわずかで、マイマイガのサナギや死骸がへばりついていました。残り1個にはスズメバチが3匹越冬中で雪上追放という結果でした。残り1個は形跡なしでした。今年は誰が巣立つでしょうか。片っぱしから探し出したマイマイガの卵は削り取って全て駆除、マイマイガには気の毒だがウイルスが流行ったとのこと、今年は激減するものと信じています。
暖かくなったのか、食べ物が無くなったのかタヌキが3匹明るいうちから徘徊、丸々としている様子からなんとか冬をこしているようです。雪上に糞がまとまっているのを見つけました。少し柔らか目なので、ひょっとしたら人工の餌を食べているのかもしれません。
雪融けが始まる芽吹き前、森の木々は重い雪で枝が折れ、枝に引っ掛かり、一時、荒廃した荒れたみすぼらしい森になります。雪融けは、昼間表面が粗目の氷のようになり、長靴で踏み込むとズッボっとめり込み雪が緩みます。夜間に凍り、まるで骨粗鬆のようです。雪の内部から痩せていきます。意外と雪面は乾燥しています。さて本格的な雪融けはいつになるでしょうか。地面の雪が消えるころやっとタラノメやコシアブラが採れる様になります。私道に積みあがった高さ4m長さ15mの除雪の雪山が消えるのは何時でしょうか。まだ真っ白な雪を保っており、まだ黄砂の汚れはありません。いつものように春が訪れますように。
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