2週間も留守にしていた山荘、勝手に育ての野菜がどうなっているか大変に気になっていました。夕方到着、早速薄暗くなった畑を眺めてみると、何時もの様に巨大なズッキーニが育ち、珍しくキュウリも数本なって順調なようです。しかしモロッコインゲンが元気がありません。
翌朝、点検開始。モロッコにいくつも実がなっているのに萎れています。なんと茎が根元から30cm位上部までありません。10本全て根元からありません。そこから少し離れた所に植えたインゲン4本も根元から30cmほどありません。どうしたことでしょうか。今までモロッコだけは楽しいように実を付けてくれたのですが。他の作物はどうでしょうか。確か、ここにエダマメを10本ほど植えたはずなのに。鳥に食べられないように苗をポットで育て、上手い具合に実をつけ久しぶりに美味しく味わえると思っていたのに、根元から跡形無く消滅しています、どうしたのでしょうか。少し離れた場所のエダマメも消えています。ダイコンも珍しく虫にやられず葉が茂り、そろそろ食べごろのダイコンが、もいだように地上に出ていたダイコンが葉ごと消えてしまっています。しかし、なぜかズッキーニとキュウリは無事順調に育っています。
いったい何が起こったのでしょうか。クマではないし、イノシシにしては荒し方が優しい。ズッキーニとキュウリが嫌いなタヌキが、自分の好きは豆類とダイコンを食べたのでしょうか。イタチかテンか、どうも思い当たりません。シカやサルは見かけないし、ミステリーです。ネットで検索してみても判りません。いろいろと調べていく内にこんな話が出ていました。実はこの言葉知らなかったのですが、ひょっとしたら”頭の黒い鼠”が盗っていったのではとの回答、、え、、そんなネズミは見たことはない、つまりコソ泥のことを言うのだそうで、これが分かるのは年の行った人だそうです。知らなかった。まあ、これも違うし、もう一度他に被害に遭った野菜がないかと捜すとパセリが丸坊主。初めは、アゲハチョウのような青虫に食べられたのではと、蝶の幼虫がつくと大抵駆除しないで蝶になるまで育てていましたので、食べられたのはまあ良いかと思っていましたが、良く見ると茎の切り口が斜めに切られています。歯で噛み切った感じです。とすると、そう野ウサギかもしれません。「見てみてママ、こんな草ぼうぼうの所に生えているのなんて人間の育てた畑なんかではないようね、ママ。これおいしそう。食べていいかしら」なんて、言いながら可愛いウサギさん親子が、食べて行ったことにしよう。これなら気が晴れます。
ああ、それにしても今回の作物は珍しく上手くいったと期待していたのに、いささかがっかりしてしまいました。ウサちゃん、高い所で届かなかったのか、残っていた萎びかけたモロッコは初物としていただきました。
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