黒姫便り 13.10.17.

台風一過、初冠雪の黒姫山

今朝は4℃と随分冷え込み青空が広がり、黒姫、戸隠、妙高と雪を頂き、台風が冬を呼び込みました。激しい風と雨が山荘を襲ったものの木が倒れることもなく無事すばらしい朝を迎えることができました。台風26号は悲惨な土砂災害をもたらし、日本という国は自然と如何に付き合っていくかが問われる国です。ここ山荘も両側400mぐらい離れたところに沢が流れており緩やかながら斜面に位置しており、信じられないほどの雨に見舞われたら山が根こそぎ削られるかもしれません。万が一どころか最近の災害は百が一ぐらいの確率になってきたようです。気を引き締めて自然と付き合いましょう。(右の写真は22日の日が差し、紅葉し始めた黒姫山です。)

黒姫山の紅葉

ホオジロの幼鳥かも

巣の近くで親子数羽、盛んに木々の実をつついています。一ヶ月ほど前あの巣から巣立った鳥でしょうか。あの頃は、まだ暖かく虫もたくさん飛んでいたので、これがホオジロの幼鳥であれば十分に成長して飛び回っていると信じていいでしょう。イガグリやドングリがたくさん落ちており、今年は山の幸が豊富のようです。今のところ熊目撃情報はありません。可愛いリスが胡桃をくわえ枝を駆け上って行きました。給餌台には稀にしか鳥がやって来ません。実りの秋ですから、美味しい実を食べているのでしょう。


一撃された蜂

屋外の棚にあったゴム手袋を、ちょっとは気にはしたのですが、手を突っ込んだとたん、チクリと刺されてしまいました。クロスズメバチのようです。親指と人差し指の間、しばらく痛みがありましたが毒が弱かったせいか、腫れる事もなく助かりました。この時期、冬眠し始めた蜂が虫なりに暖かい所を求めていたるところに潜り込んで、馬鹿な人間が痛い目に遭い、ハチはむげなく殺されてしまいます。ハチは洗濯物や布団にも潜り込みますから気をつけましょう。巷では今年はスズメバチが多いとの話ですが、今年は久しぶりに山荘周りにはスズメバチの巣が見つけられませんが、色々な蜂が飛び回って体にまとわり付いてきます。〔百田尚樹の風の中のマリア (講談社文庫)はオオスズメバチのお話で蜂の一生が良く分かります。〕


ズッキーニ

勝手に育ての畑は寒さ暖かさの繰り返しでズッキーニが枯れずに数本の実をつけています。未受粉だと途中で腐ってしまいますが、上手く虫が受粉してくれれば食べられるでしょう。腐るズッキーニは受粉してない実です。確実に受粉させるには、雄しべの花粉を筆に付け、その筆で雌しべを撫でれば立派な実が育ちます。変な話ですが雄花が何本も咲いている時は雌花が咲かず、雌花が咲いてる時は雄花がしぼみ枯れ、どこの世界も上手く行かないものですね。葉物の虫食いは少なくなったものの育たちが悪く食べることができません。ナスタチュームだけ今だに元気に花を咲かせています。


リンドウ マムシグサ チャナメツムタケかも

庭にやっと所々にリンドウの花が咲き始めました。昼間になると花びらが開き、閉じている時は目立たず地味な花です。一方鮮やかに目を引くのはマムシグサの実、上手そうな球根があるそうだがシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれていて食べると結晶が刺さりとんでもない目に遭うそうです。落ち葉の積もった庭にはきのこがでています。このきのこは、なにか美味しそうですね。チャナメツムタケのようですが、良く分かりませんが以前このようなきのこの汁物を食べた後、唇に痺れを感じました。自分ではっきり分かるものしか食べてはいけません。ムラサキシメジなら良く分かるのですが、これも似たようなきのこで毒があるとか。

人工的心配要因として、長野県からの野生きのこの自粛要請がでています。「小諸市、佐久市、小海町、佐久穂町、南牧村、軽井沢町及び御代田町の7市町村に対して、採取、出荷及び摂取の自粛を要請しています。」放射能汚染からはなかなか逃れられません。メルトダウンしたといわれる実際の姿を誰か確認したのでしょうか。安倍さんだけがご存知で?と云うわけでございます。ですから、汚染は完全に閉じ込められており、特に東京は安全でございます。東北は遠くほっとく、、とおほく、、東北は遠く。お、も、て、な、し。は表なし。裏があるな、この話。お後がよろしいようで。