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小屋の周りの木々が生い茂り、少し明るくしようと絡みついたツルや小枝を払っていたところ、紅葉に鳥の巣が現われてきました。稀に枝に作った巣を見つけることがあります。作業中に脇でばさばさと羽音が、一瞬の姿で顔に白い筋が見えました。まさか今の時期に抱卵するはずがないと、そのままにしておきました。しばらくして、なんとこの巣に鳥が入ったのです。(巣は左写真の右黒く丸くなっている部分)じっと辛抱強く鳥の出現を待ち、その姿を捉えました。ホオジロのようです。ホオジロは留鳥、産卵期は4〜7月、巣立ちまでは11日間ほど。春の子育てに失敗したのでしょうか、こんな時期に卵を産むなんて、気候の変化からでしょうか。そっと巣を覗いたところ1羽確認、まだ目は明いていません。羽化してから3,4日は経っているでしょう。餌は薄緑の青虫や黒い昆虫のようです。さらに巣を良く見ると、雛は身動きもせず黒い塊のままで奥に黄色いくちばしのようなものが見え、ひょっとすれば2羽いるかもしれません。親鳥は必ず巣の下の枝にとまり様子を伺い、安全を確かめ真上に音もなく飛び上がりしばらく1,2分巣で世話をして真横に少し羽音を立て餌を求めて飛び去り、20分ぐらいの間隔で虫を運んでいるようです。冷え込みが和らぎ天気は良さそうで、きっと後4,5日で巣立つでしょうが、厳しい冬が待っています。無事育ちますように、がんばれよ。
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