この森が目を覚まさない内に、エコな私共の作業が大忙しとなります。除雪車が倒した木や、近場に散らばった落枝を薪材として収集、雑誌で見るような立派な薪ではありませんが、腐りかけた木も細い枝も、柴も、ストーブで燃え熱を発散、ありがたく暖を取る事ができます。これらの材は40cmぐらいに切断され、再来年に使用する薪になります。
また荒れた庭の手入れもこの時期が見逃せません。小さな幼木がいたるところに生え、そのまま放っておくと足の踏み場もなくなってしまいます。まあゆっくり剪定すればと思われるでしょうが、雪で押し付けられた幼木、小木は、芽吹きが始まると一本一本が生き生きとして美しく愛おしくとても切り取ることができません。
巣箱にシジュウカラが苔を山ほどくわえて巣穴に入れ込めず右往左往して、脇でコガラが呆れ顔で覗いて、そんな穏やかな森の中、集団のアトリが騒々しく通り過ぎ、カラスが騒ぎ、アカゲラやコゲラが枝を駆けずり回り、静と動が目まぐるしく、ベランダにネコが潜み、冬毛に包まれ丸々としたタヌキが徘徊、リスには逢えず、が、明日にでも萌える春になりそうです。
タラノメはまだ固い芽、フキノトウだけが春を示し、山菜はこれからと言うことになります。
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