黒姫便り 13.02.14.

今年は雪が多いのか少ないのか、日記を見ると、ほとんど昨年と同じように思えます。積雪1m20cm。寒暖の差が激しいのか、粉雪と湿り雪が交ざりあい雪はしっかりとしまり、真っ白の雪、長靴が10cmほどめり込むだけで足が捕られることもなく散策。さくさくと森の中を長靴だけで歩くなんて不思議な気分です。ウサギの足跡がない。キツネらしきものがあるが真っすぐ、でも歩幅が短くすぎ、子供のキツネか、ちょっと判らない、タヌキかネコかイヌかイタチか、判りにくい。見かける動物が減ったようです。いや、年のせいで森の徘徊が少なくなったせいかもしれません。

山荘を回りこむようにリスのかわいい足跡がついています。早く給餌台のヒマワリを食べに来れば良いのに。餌場にはいつもながらガラ類が一日数回集団で食べに来ます。みんな争うのではなく、強弱の間合いを見ながら秩序良く食べ合っています。アカゲラやカケスはいつものように現われますがほとんど様子を見るだけ、珍しくヒヨドリが餌台に取り付き、ガラ達がついばんだ欠けらからヒマワリの種を見つけ食べ難そうに口に入れ「なんだこんなものか」とがっかりして飛び去って行きました。

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ベランダに積もった雪を固め孫達と信濃町雪祭りとSnow Castleを作りあげました。先月作った色氷ブロックも雪に埋めて置いたので少し痩せたものの、お城の部屋になりました。雪遊びはいつになっても楽しいもの、小さなかまくらも作りました。道の除雪の山は高さ4m80cmになり雪山登山が楽しめます。つづく。

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餌場に来るカケスの中にはヒマワリを10数個もほおばって飛び去り、いつの間にか3羽のカケスがたむろするようになりました。これではヒマワリが持ちません。写真右はやくざなシジュウカラが羽を大きく広げ合い、体をそらし首を下から上へ睨みつけ、お互いにけん制し餌を取り合っている様子です。(それぞれの写真はクリックで拡大します。)

他の鳥達はそれほどちょっかいを出すことなく、強さ順にゴジュウカラ、シジュウカラ、次にヤマガラ。ヤマガラはひょうきんな感じでヒマワリを選んでいるのか、1,2個落としてから一粒をくわえて飛んでいきます。体の小さいコガラは回りの様子を伺いながら、さりげなくヒマワリをくわえて行きます。餌台の枠は野地板のホゾのある端を切った所を使っています。どの鳥も餌場を独占できると、その餌台の端の溝にヒマワリを差込コンコンと殻を割って実を食べます。精悍なゴジュウカラは、つつき方が強く勢い余って種を落としてしまいます。そのとたん垂直に頭から実を追い床に落ちた実を拾いに行きます。この点がヤマガラと大きく違っています。ヤマガラは落としても知らん顔。落ちた実はシジュウカラが丁寧に探しくわえて行きます。森には厳しいながら沢山の木の実や芽があり、ヒマワリが切れても心配はありません。ただ私のエゴで野鳥達をメタボに導いているようです。まあ、お許しください。

純白の雪が春先になると汚れてきます。毎年中国からの黄砂の影響を受けて降雪の断面を見ると灰色の縞模様が出来てきます。今年はPM2.5による汚染がさらに厳しくなると言います、どんな模様になるでしょうか。少し注意して観察して行きましょう。


大災害からもう2年目、政権が変わり、誰が儲かるのか、金を撒き、それが日本人の幸せにつながるのだと言う。が、忘れるな、否原発再稼動、脱原発への具体化に向かって進むことが真の日本人の幸せ、発展だと思う。