黒姫便り 12.12.12.

8日からちらちらと降り始めた雪は9日10日と降り続き積雪70cmとなりました。早々と真冬の到来です。ここ山荘での一番の美しさはこの真っ白な雪です。

つかの間の青空、白樺が頭をもたげ折れそうです。が、まぶしい陽が差し風が吹くと、突如の吹雪になったのかと、あわてて襟を立てるほど雪が舞い、バネのように幹が起き上がりしっかりとした姿勢に戻ります。

雪が降り続いているベランダにミソサザイが餌台の様子を見に来ました。ミソサザイはヒマワリは食べませんがベランダ前の木の、他の鳥には人気のない赤い実を餌台の上で食べていました。ここはこの鳥の縄張りのようです。雪が止み穏やになり、シジュウカラが2羽じゃれるように、お互いにちょっかいを出しながら飛び戯れています。きっと、この厳しい冬を共に乗り越えようと相手を見つけているのでしょう。晴れ間が見えるようになって、やっといつもの鳥達が給餌台に集り、競い合いながらヒマワリを食べています。


雪に埋もれた車を掘り起こしました。寒さは最低でー8℃とはいえ電気のお陰で灯油ボイラーが使えお湯が出るし、凍結防止帯のお陰で水道管は破裂せず、TVも電話もネットもみんな電気のお陰で文明生活が送れています。大切に電気を使っています。原発を無くすなど出来るかどうか分からない事をただわめいたりするのは無知なる政治屋で政治家は確実に実行できるものを唱えるものだ、世を良くするには個々相応の自己負担に基づかなければとわめく、片や私達に明日に向かって素晴らしい日本を築く為に力を与えてくださいと、今まで与えてもらったのに嘘つきが叫ぶし、いい加減にしろ。原発無しが命題だ。21世紀になり成熟したはずの国の未来のあるべき姿を示す人が欲しい。真実を訴えて放射性廃棄物を処理するために国民を説得できる哲学者的政治家はいないのか。どんな困難があっても原発はなくそう。

都会では選挙戦真最中で騒がしい事でしょう。期日前投票で権利を行使済み。どんな世になるのでしょうか。黒姫は雲の中、牧場は雪に包まれています。


13日、屋根に降り積もった雪がうまい具合に昼間の暖かさですっかり落ち天窓から青空が望めるようになりました。この日は明日にかけてふたご座流星群の極大にあたり、夜空が晴れれば期待できそうです。14日午前1過ぎ、素晴らしい星空、期待通りの流れ星。天窓を通して全天の1/5程度しか観察できない狭い空でしたが、暖かな部屋の中から贔屓目に見て2分に3個ぐらいの流れ星を観察、きっと全天を見られるような場所だったら、1分間に2個は流れていたのではないでしょうか。久しぶりの素晴らしい流れ星に出会えて、目を瞑ると今でも流れ星が頭をかすめます。