黒姫便り 12.11.10.

黒姫山は秋から冬へ、11月に入り雪が降ったようですが白い物はなく、双眼鏡で覗くと8合目あたりに茂るダケカンバの曲がったくねった薄ピンクの幹が雪を待っているようです。妙高の山頂付近の谷間や高妻の谷間では白く輝く物が在り、来週の寒波で黒姫にも雪が付くでしょう。しかし、まだ寒さは厳しくありません。ベランダの最高最低温度計は、この2週間で−2℃+14℃を指しています。

山荘の周りでは紅葉がかろうじて残っています。艶やかな赤はモミジのみ、ウルシの赤はもう散ってしまい、コナラやミズナラなどの落葉樹の黄色で静かな紅葉です。熊目撃情報が出ました。


自然栽培のナメコが具合良く育ち毎日の汁物で楽しませてくれています。落ち葉を掻き分けてキノコを探さなくても今年は豊作とのこと、ここ山荘にも、お化けのように育った美味しそうなキノコが生えてきました。まあ、見るだけですが、とても食する事はできません。夏の暑さが長く、やっと冷え込んで来たために夏、秋のキノコが一斉に育ち、浮き浮きとしたキノコ狩の衆に警告、群馬県や新潟県で毒キノコ注意報が出たそうです。もっと厳しい話では佐久地方で採取されたキノコから残留放射能が検出され出荷停止とのこと安心できません。いったいどこまで汚染が広がったのか見当がつきません。

追伸)13日みぞれ、黒姫はうっすらと雪化粧、牧場はまだ青い。