黒姫便り 12.04.08.

久しぶりの快晴だ。強い日差しに強烈な雪白が輝き太陽の熱が身体に染み入る。雪は締まりくっきりと足跡を残し時々足を取られながら長靴だけで雪上散策。春は間近だ。

先週、列島を吹き荒れた嵐の翌日山荘に到着。気温0℃と冬のたたずまい。重い雪が屋根に積もっては滑り落ち、ザワザワと騒々しい夜だった。鋼板葺きの屋根は雪の滑りは良いが騒音が激しい。防音材を張るべきだった。連日明け方に雪がわずかに積もり、砂糖をまぶしたようなざらついた雪が枝を飾り、真冬と違って遠くが見渡せるが白い森になる。雪面が凸凹して陰ができるせいか純白ではなく灰色がかって見える。80cmの積雪だが木の根元は雪が融け窪みができ地面が現われている。

私道は所々雪が消え、氷付けのフキノトウが顔をだしている。いつものように小鳥達がヒマワリを食べに餌台集まり、アカゲラが22粒も器用に種を割って食べていた。時々シジュウカラが2羽追いかけっこをしており恋の季節が始まったようだ。クチュクチュとさえずり飛び交うエナガも春を感じているようだ。カケスの集団5,6羽が幹に沿って飛び渡り雪面をかけリスのようだ。リスにはまだ逢えない。

続く、、、、、山荘ではネット環境が原始的(電話回線のモデム)なので続きは後日追加します。では。

鳥たちが春が来たと騒ぎ始め、急ぎ巣箱の掃除。左から玄関上のログに掛けた巣箱、次はベランダに掛けたもの、右は東側の白樺に掛けた巣箱、南の木に掛けたもの。いずれも5cmほどの厚さにコケを敷き獣の毛も混ざっており暖かそうだ。右巣箱は蜂が小さな巣を作ったのか途中で放置したのか残骸が残っている。今年はこの4個の巣箱を山荘の周りに掛けた。どんな雛が巣立つか楽しみだ。すでに雪は雨に変わり、雪面は雪で落とされた小枝が散らばり木屑だらけの景色となる。地面は濡れ、しずくが流れに変わり、表面はシャーベットのようにざらざら、しかし意外と空気は乾燥している。

耳を澄ませると水の流れる音か地面から聞こえる。沢の水は増加し急激な雪融けが始まっている。1日の5cm程融ければ4月の末にはほとんど雪が消へ爆発的な芽吹きが始まる。

まあ、こんな穏やかな森の姿だが、被曝地は雪が融けて汚染が広がり不安も広がり、現実を見よ、なんだ最近の国の動きは。電力が足りなくなるなら、どうすれば回避できるか考え実行するのが責任ある生き方。国民の素直な努力をないがしろにするな。そう言えば昨年はゴーヤをよく貰ったなあ。どうしても危機が訪れるのか。それは何日間、何時間、何KW。ああ原発再稼動なんて能無しだ。技術的に考察したい。