黒姫便り 11.12.20.

確実に冬になりました。12月9日5cmほどの雪。あわててまだ収穫していないダイコンを抜く。青虫との戦いにめげず大小合わせて20本ほど取れ、勝手に育ってくれたことに感謝した。里の農家から遥かに立派なダイコンを十数本頂き、畑に穴を掘りわらを敷き四隅に棒を立て越冬保管としゃれこんだ。雪に埋もれ凍るこのなく鮮度が保たれるはず。昨年は棒を2本だけだったので深い雪で前後を違え掘り出すのに苦労した。今回は完璧だ。みずみずしいダイコン葉は絞り機で青汁を作り冷凍。ケールを作ったが日照不足と虫で育たず青汁はできなかった。ダイコン葉だって青汁に違いない。


10日ひさしぶりの皆既月食。うまい具合に晴れ間が出て記念に写真を撮ったが月が天頂付近で首が痛くなってしまった。明るい月が地球の影に入り、赤い月に変化、ピンポン玉が浮いているように見えた。観察中に流れ星が、ふたご座流星群のはしりかもしれない。


17日には15cmの積雪で除雪車が入り本格的な雪景色となった。葉を落とした森は明るくなり遠く離れた外灯が眩しかったが、木々は雪をかぶり、またひっそりと山荘を包み込み、孤島の静けさが帰ってきた。雪面を散歩すれば、久しぶりにキツネの足跡を目にした。ウサギやリスの足跡が見つからないのが寂しいが、小さなネズミの跡が道を渡っており、タヌキの千鳥足や犬のうろうろ跡など動物たちは厳しい冬に向かってトレーニングをしているようだ。ベランダの餌台には小鳥達が矢のように飛び込みヒマワリをくわえていく、いつもの冬になってきた。

今年の黒姫便りはこれにて終了。ありがとうございました。