黒姫便り 11.07.09.

梅雨前線が北上したり下がったり、まだすっきりとした天気は望めないが、久しぶりに夏らしい陽射しに森の緑は力強く、山荘は草木に覆われ手のつけようのない状態です。
森に到着すればビタキ系の軽やかなさえずりや小鳥達の可愛い声に心がさわやかになるのですが、まだカアーカアーカアーとカラスが居座っていました。まあ、その辺に居てもしっかりとカラス対策をしておきましたので安心です。いや待てよ、有刺鉄線を手すりに付け、そこに掛けておいた傘が見当たらない。床に白い糞らしき物もあります。

前回ベランダが荒されたので我が分身にカラスの見張りを頼んでおいたのだが。我ながらドアを開けたとたん人の気配を感じドキッとするほど、いかにもカラスを寄せ付けない上出来な姿だ。これで安心、カラスは近付かないだろう。これで時々来るヤマガラにヒマワリをと思い、サントリーレッドのペットボトルに一握りほどのヒマワリを入れておいた。カラスも好きらしいが、これで大丈夫。

分身は無残にもばらばら、相当な攻撃に遭ったらしい。痛々しい姿に残念ながら敗北を認めざるを得ない。とほほ、、、、
なぜカラスの悪戯が続くのか?今まで里の牧場で豚を飼っていたが今年は辞めたらしい。ここに豚の餌を求め大勢のカラスが集まっていた。さらに、近くの別荘で残飯を放置したのかカラスを呼び込んでしまった。近所の土地が開墾され土が掘り返された。わが山荘にも給餌台にヒマワリがあった。こんな条件が、カラスを呼んでしまったのでしょう。最近やっとカラスの声が遠のいたようです。


打ちのめされたのは分身だけでなく本人も笑い事ではない恐怖の体験。睡眠中いきなり右耳穴に何者かが侵入。ゴーゴーと大音響で深夜、突然起こされた。虫が入ったなら明るくすればと耳にライトを近づけるが、虫はキュウキュウ、ガサガサ、バリバリと奥に入り込む。鼓膜が、耳がやられたらと真っ青。夢中に考え、掃除機で軽く吸い出せばと実行、変化なし。虫ってキュウキュウ鳴くんだと思いながら必死で次の手を、虫除けスプレーを耳穴に、死ね!!無駄な抵抗だった。耳かきで?き出そうとするが無理。やっとの事でピンセットを探し出しつまみ出しに成功。耳は無事か、耳元で爪をはじいて聴覚を確かめる。何とか聞こえるが、プールから出たときのようなぼんやりとした耳の感触。ロックコンサートで難聴になった重い耳。こもり気味の音。どのように回復するか心配だ。右の写真が耳穴に潜り込んだ犯人だ。アナバチ系か判りません。


幸い勝手に育ての作物はキラキラテープのお陰で、キュウリは本葉が育ち、インゲンもつるが伸び、ズッキーニも芽が出、成長が遅いもののなんとか畑の面目が立ちました。生育の事を考えると直蒔きは不向きのようだが、8月の収穫が楽しみです。
鳩が桑の実を食べ、我が家は桑のジャムを、淡い甘さの素朴な味。

被災地の問題はなかなかはかどらない。心配な福島原発最新情報。
関東は梅雨明けとのこと、背筋が寒くなっても涼しくはなりませんが、なんとか暑さを乗り越えましょう。