黒姫便り 10.06.15.

期待なんかしていなかった岡田ジャパン、冗談ぽい代表だったので、プレッシャーは少ないと思うが、ほんとかどうか分かりません、プレッシャーなんか物ともせず結果を出しましたね。もう少し増しな戦いをすると思ったカメルーン、助かりました。内輪もめがあったのかな、空回りするカメルーン、気の抜けたDFが松井に反応できず、大久保と本田が上手くスペースを作り、素晴らしいクロスにカメルーンが向かって来たものの、落ち着いて本田がシュート、信じられないな、出来すぎ。まだ勝ち点3では、どう転ぶか解りません。

これからの岡田ジャパンはプレッシャーを感じて過ぎてしまうかも知れません。とにかく接戦で得失点差で予選通過が決まるでしょう。点を取れ。抜かるな。南アフリカで手に入れたブブゼラで応援しています。ブーブーブー。ベストフォーだ、ホンマかいな、ホンダかいな。

13日午前10時過ぎ、玄関側の巣箱近くでシジュウカラがジージージーと騒がしい。いよいよ巣立ちを迎えたらしい。あわててカメラを手に道から椅子に腰掛けてじっくり観察。親が餌をくわえながら巣箱の子に出なさいと呼び叫ぶ、巣箱にとまり、すぐに飛び立ち、白樺から声高らかに呼ぶ。雛は恐る恐る外を伺いながら、思い切って飛び出す。転がるようにがむしゃらに羽ばたき、親の声に向かって茂みに消えた。次々に3羽が巣箱の穴から顔を出し夢中になって羽ばたき巣立つ。4羽が巣立ちこれで終わりと思っていたら、また親鳥がジージーと鳴く。まだ中にいるらしい。巣穴から頭が覗く。親は餌をくわえ、餌で釣り、茂みに飛び呼ぶ。雛は、ためらいながら何度か中に戻り、親は穴に頭を突っ込んで、早く出なさいと、やっと1羽が飛び立つ。離れた茂みでは巣立った子達が可愛い声で親を捜している。親は餌を飛び立った子に与えているようだ。最後の1羽か、なんとか巣立った。6羽もいたのか。が、まだ巣箱がガサガサと音を立てている。まだいるらしい。すでに12時を回っている。長丁場だ。親は飛び立った6羽の世話で、もう1羽を忘れてしまったのだろうか現われない。時が流れ忘れられたのか、雛を数えられるのだろうか、忘れもせず親が飛んで来ました。早く出なさい。この子は思いっきりがつかず飛び立てない。親は直ぐに巣を離れて、戻ってこない。巣箱の雛は時々顔を見せるが飛び立てない。しばらくして親は催促、いろいろ促して、巣立った子の元に飛び去った。2,3分もしただろうか、最後の雛が親の声が聞こえないままに別の茂みに飛び立った。午後1時15分、長い時間だ。また親が2羽巣箱の周りで激しく鳴き、まだ子を呼んでいるようだ。どうも親の元に行けなかったようだ。5分ほど騒いでいた親たちは諦めたのか、飛び去って行った。遠くで沢山の可愛い声が聞こえてくる。茂みで親たちがあわただしく飛び交い、7羽がそろったか、さて、どうか分からない。大変な子育てだ。

この日の夜は雨が降り、初めての雨の中、どのようにして過ごしたのだろうか。木の枝の茂みの中で寄せ合って寝たのだろうか。翌日、ぼさぼさのまだ羽の見繕いが出来ていない幼鳥がチキチキ騒がしく飛び交っていた。いったい何羽冬を迎えられるのだろうか。周りではシジュウカラだけではなく他の巣立ったばかりの鳥が森を飛び回っている。

14日午前10時ごろ、ルーンルーンルリリリリと音程が少し下がる、トンビより低めの声が締め切った部屋に鳴り響く。何だろうか、ベランダの目の前の枝に野鳥図鑑の写真を貼り付けたようなアカショウビンの姿が。心を落ち着かせ素早く窓越しにシャッターを切りました。アカショウビンの声は一度聞けば忘れられません。戸隠に行く途中なのか、生まれて初めての出逢いでした。翌日薄日差す昼間、茂みからアカショウビンの声が聞こえてきました。まだ近くにいるようです。蛙や虫を餌にしていると言うので、ひょっとしたらこの森に住むかもしれません。