黒姫便り 10.05.01.

芽吹きが遅れています。山菜で賑わうはずの森はまだ静かに目覚めを待っています。フキノトウの花は開ききっていますが、まだコシアブラの芽は硬く締まっています。

カタクリがやっと満開、地面を見渡すとコゴミが頭を持ち上げ、頭上にはコブシの白い花が青い空に浮かび上がり、5月1日久しぶりに暖かい日を迎えました。日中の気温19℃。今年の冬は雪の量が多くなかったものの4月に数回のドカ雪で地面が暖まり切れず、5月なのに芽吹きが遅れてしまったのでしょうか。これから今日の暖かさが続けば、きっと楽しい山菜の季節になるでしょう。

牧草は緑の葉をそろえ、牛の放牧を待っていますが黒姫山には寒々とした雲がかかり、まだ冬のようです。

庭の松の木の根元にリスが松ぼっくりを食べた食べかす、エビフライが数個ころがっていました。リスが近くまで来ている様子、ベランダの餌場にいつ現われるのでしょうか。楽しみです。

小鳥達がコケをくわえて盛んに巣箱に出入りしています。そろそろ卵を産むのでしょうか。そんな巣箱をアオゲラがつついて回っています。

この暖かさが続けば、一斉に音を立てて芽吹きが始まりそうです。

雪解けが終わり乾燥注意報が出ています。霜注意報も出ています。屋根から落ちた雪が数日前の雨で消え、萌える森は間近です。