黒姫便り 09.02.24

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車は山荘に着くまで牧場沿い数百メートルほどダートを進まなければなりません。雪がシャーベット状になった部分や、轍の深い所が有り、乗用車では通り抜けに苦労しそうな道になっています。雨と雪とが交互に降る気候、春の兆しが見えてきました。本来ならまだ2月、雪は締まっているはずなのですが、暖冬のようです。

24日現在積雪は70cm、昨年の今頃は1m20cmとずいぶん差があります。写真は新雪に包まれた私道、時々除雪車が雪を深く取ると地面にはフキノトウが顔をだします。


昨年、山荘の周りの木々に掛けた巣箱を清掃の為はずし、中を見てみました。郵便受けの巣は10cmもの分厚いコケが敷かれ、動物の毛も沢山あり、柔らかで暖かそうです。きっと、ヒナが巣立っていったことでしょう。
本来の巣箱は、杉の皮のようなものがぎっしり詰まったものや、コケが敷き詰められているものなど、利用をされた形跡があるが、カビが生えて、汚れが激しく果たして巣立ったものかどうか疑わしいものばかりです。この巣箱はログ材の余り木で作ったものです。

杉皮らしき物が詰まっている

こんな汚い巣箱じゃ嫌でしょう、新しくしましょう。180*1800*12 の杉板で1軒新築工事。一枚の板を適度に切り、板は木ネジで割れないように下穴を開けて木口を止めていきます。電動ドライバーがあれば釘で止めていくより簡単。

山荘周りの木に部屋から巣穴が見えるように、4個の新巣箱を掛けました。掛けてから一時間も経たない内に、早速、巣箱の見定めにゴジュウカラがやってきました。これからしばらくは鳥達が巣箱の奪い合いが始まります。

深夜突然晴れ間が出て、土星のそばに来た最接近のルーリン彗星を天体用双眼鏡で観察、ぼんやりとした光の塊を確認、TVや新聞で見えますなんて言いますが、基本的に見るのは難しい。
でも、夕方の明るい星、金星は誰でも見つけられますね。


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